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主
主
主
主
主
パシンッ
さとみ
いきなり右頬に痛みが走る
その痛みで俺は目を覚ました
目を開けると知らない部屋にいた
さとみ
さとみ
そっか
俺ころんの家に居候してるんだった
さとみ
俺がソファーから起き上がると
横の方からわずかに物音がした
さとみ
横を見ると
ころん
さとみ
さとみ
肩を上下させながら
床に膝をついて髪を乱したころんがいた
ころん
ころん
ころん
ころん
さとみ
さとみ
妙に顔を赤くしたころんは
俺の方を少し睨み付けてくる
さとみ
俺…、なにかした、、?
ころん
さとみ
また睨まれた
しかも少し涙目で
ころん
ころんは立ち上がると
乱れた髪を整えた
ころん
ころん
そう言い残すと
ころんは椅子に腰をおろし、
テーブルの上に教科書やノートなどを広げていく
さとみ
そう問いかけると
ころん
と。
短い返事が返ってきた
さとみ
別にいいんじゃないか
そういいかけて辞める
だけど
ころんには聞かれてたらしく
ころん
さとみ
俺は
今までは
ジェルの話を聞く限り
自然ところんはなんでもこなす、努力の欠片もない完璧人間なんだと思ってた
だけど
ころん
さとみ
真剣に問題を解いていくころんの姿を見て
俺の思い違いだったことが証明された
さとみ
俺は立ち上がって
さとみ
ころんの前に座る
ころん
ころん
さとみ
ころん
それから
俺はジ~っと
ころんの真剣な顔を見つめる
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
顔を上げたころんの少し照れてる表情が
俺に意地悪したくなる感情を芽生えさせる
なんでこんな気持ちになるのか自分でもわからない
さとみ
俺は上目遣いであざとく問いかけてみた
ころん
あ、照れた
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
怒らせちゃった
むすっと口を固く結んで
ころんは再び問題を解き始める
さとみ
耳まで真っ赤になってることを伝えたら
ころんはもっと怒るのだろうか
ちょっと見てみたいけど自重
さとみ
俺はボーっと今までのことを思い返す
テーブルにのせられた沢山の料理
みんなで椅子に座って手を合わせたこと
ご飯を食べ終わってからお酒を飲むおばさんと大騒ぎ
さとみ
俺はテーブルの上に顔を伏せる
さとみ
ころん
ぽつりと呟く
そんな俺の声は
情けなく、どこか寂しげな声だった
さとみ
しばらく沈黙が続いた
ころん
さとみ
目を閉じて
思い出すのは今までの脱け殻のような思い出
家に帰っても誰もいない
朝、家を出るときですら誰もいない
そんなことが当たり前だった
ころん
急に声をかけられた
さとみ
ころん
ころん
ころん
そんな問いが生まれるのは
きっと
ころんが完璧そうに見えて
とても
優しいからなのだろう
さとみ
ころん
さとみ
俺は小さくそう呟いて
そっとまた目を閉じた
眠すぎてよく分かんなくなってきた( ・∇・)
♡ご自由に!でも多めだとウレシッ((( 次回:#8 当たり前でしょ【さとみ目線】
コメント
4件
琥珀たん!期末テスト頑張ってね! 現実逃避してもいいけど、
期末頑張って〜! 僕はもう終わったよん︎🫶🏻❤️🔥