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りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
何がいけなかった?どこで間違えた?
そんなの全部、わかっている
あの状態のせんせーを放って家を出たこと
あの時、コンビニに行ったこと
あの時、あの時、あの時…
考えれば考えるほど出てくる、せんせーを死なせてしまった理由
でも、本当の原因は、わかっていた。
俺が、"おれがニキニキを演じてしまった"こと。
そんなこと、今更考えても遅い。わかっている。
でも、目の前で血みどろの湯船に浸かって冷たくなってしまったせんせーを前に、思考を辞めることは出来なかった
discordに残された 「ごめん」 の一言
あのメッセージを見た途端、血の気が引いて
気づけば来た道を戻っていた
りぃちょ
冷たくなってしまった大好きな人の手を握って、何度も何度も、謝罪の言葉を並べた
そんな言葉は、冷たくなってしまった彼の前には意味をなさなくて
ただただ、静かな浴室で、自身の反響する声を聞いていることしかできなかった。
葬式場の外で
じゅうはちにビンタされた
18号
18号
18号
胸ぐらを掴まれ、後ろに倒そうと体重をかけられる
18号
悲痛な叫びが、頭に響き渡る
18号
手を離して、力なく座り込んだ
おれの服の裾を掴む指先が、黄色くなっていた。
18号
キャメロン
キャメさんはじゅうはちの手にそっと手を添えて、裾から手を離させた
キャメロン
りぃちょの方へ向き直る
キャメロン
キャメロンはそう一言残して、18号と共に歩いていった
せんせーが居なくなってから、罪悪感でいっぱいになって
「死にたい」
ずっと、そう強く願っていた
りぃちょ
その言葉は、鎖のように重く、絡みついて取れなくなっていた。
あれから毎日、じゅうはちとキャメさんが家に来る
心配してきてくれているのかな
おれが死なないか見張っているようにも感じる。
どっちかなんて分からないけど、2人の顔を見る度に罪悪感で死にたくなる。
りぃちょ
ぽつり、誰もいない部屋でそう呟いた
しろせんせー
りぃちょ
せんせーの姿が見えた、声が聞こえた
りぃちょ
しろせんせー
カーテンがヒラヒラと舞っている
全開に開かれた窓
おれが通るには十分すぎるくらい、大きな窓
そんな今のおれにうってつけで魅力的な場所に、吸い込まれるように歩を進める
りぃちょ
りぃちょ
思わず笑みがこぼれた
しろせんせー
りぃちょ
窓のそばに立つと、冷たい風を感じる
最高の気分だった
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
身体中から冷や汗が出ていて、気持ち悪くて
うまく呼吸ができなかった
りぃちょ
ぼやける視界のなか、空っぽの薬瓶が見えた。
中身はこぼれて、床に散乱していた。
りぃちょ
吐瀉物には溶け掛けの錠剤と、キャメさんから貰って飲んでいたジュースが混ざっている
りぃちょ
なんて、鬼気迫る表情のキャメさんの隣で、どうでもいいことを思考する。
キャメロン
顔を真っ青にしたキャメさんが、目いっぱいに涙を溜めて汗をダラダラと垂らしながらものすごい力でおれの肩を掴んでいた
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
おれのせいだ、全部、
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
キャメロン
キャメロン
やから、死んで償ってな。
さっき言われた言葉が、頭から離れない。
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
それから、死のうとすることはなかったけれど
死にたくなることは何度もあった
葬儀で見たせんせーの家族、友人の顔
何度も何度も思い出して、苦しくなった
誰もいない部屋で、何度も何度も謝った
暗闇で布団を被っても聞こえてくる声に、何度も何度も謝った
それでも毎晩、その声は聞こえ続けた。
そんな状況が、3年、続いた。
いつものようにりぃちょくんの家に行ったある日のこと
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
りぃちょくんに初めて土下座されて、頼まれた。
キャメロン
最初に出てきたのは、その言葉だった。
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょくんが、涙を流しながら、俺の足にしがみついている。
りぃちょ
りぃちょ
キャメロン
キャメロンも、大分参っていた。
キャメロン
りぃちょ
刺殺、練炭、溺死、なんでも良かった
…でも、俺の手で、となると絞殺しか無かった。
ゆっくりと手に力を込めて、りぃちょくんのやせ細った、白い首を絞めていく
怖くて、手に汗が滲んでいる。
だんだんりぃちょくんの眉間にシワがよって、冷や汗が頬を伝う。
りぃちょくんの喉から、「ヒュ」という変な音が聞こえてきて、咄嗟に手を離してしまった
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょくんが、失望したような目で俺を見る。
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
りぃちょくんの肩が跳ねる
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
首の跡をなぞる。
りぃちょ
りぃちょ
目から、涙がこぼれ落ちた
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
しまいには丸くなって泣き出してしまった
俺の腕を掴んでグイグイと押してくるけど、そんなので帰ってやるほど優しくはない
逆に腕を掴んでやって、引き寄せて抱きしめた
キャメロン
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
あぁ
もうこのまま、ふたりで溶けてなくなりたい