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続き読みたい🥺
最高すぎ🎀🐈
葛葉
昼休み、屋上で昼寝をするのが唯一の楽しみ
今日も4限の終わりとともに教室を出て屋上への扉を開ける
いつもは誰もいないのだが、今日は違った
?
誰かいる?
??
告白中かよ
?
??
?
女の方、健気だな
とか呑気なことを思っていると
??
??
??
さっきまで丁重に断っていた優しい声はどこへ行ったのか、低く冷たい声が聞こえてきた
葛葉
声が出てしまったことに気がついた時には遅かった
??
終わった
と真っ先に思った
葛葉
??
葛葉
??
??
葛葉
??
??
??
その言葉とともにそいつの冷たい手が俺の顔に触れた
葛葉
その手を払い、屋上を出ようとすると
??
ドアを閉められ、目の前を塞がれた
なんで俺は壁ドンされてんだ?
葛葉
胸を押すが、全く動かない
??
??
葛葉
殴りかかろうとした手を捕まれたと思えば
ちゅっとリップ音を立てて柔らかいものが唇にあたった
何が起きたのかを理解した瞬間、全身が赤くなっていくのを感じた
??
葛葉
手を振り払おうにも、力が強すぎて自由が利かない
??
葛葉
叶
叶
葛葉
叶
そいつ、叶の口角が上がった気がした
やばい
そう思ったのも束の間
また口を奪われる
俺の固く閉ざした口を無理やりこじ開けて舌を入れてこようとする
葛葉
喋った自分が馬鹿だった
少しだけ空いた口を見逃すものかと、生暖かいものが一気に入ってくる
声を出したくないのに、開いた口から漏れるように出てしまう
叶
叶
耳元で囁かれ、思わず体が反応してしまった
叶
でも、と叶が小さな紙を渡してきた
叶
叶
葛葉
叶
それだけ残して、叶は去っていった
家に帰ってもあいつが頭の中から消えない
葛葉
数回のコール音の後、電話の向こうから昼間の優しい声が聞こえる
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
葛葉
叶