この作品はいかがでしたか?
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母さんがいなくなって1週間
みんなあまり話さなくなった
部屋にいても
リビングに居ても
みんなあまり話さない
話すことは明日の授業のこと、
休みの日に出かけること
前のように 雑談をすることも無くなった
心無しか-hotoke-とりうらの目の下に隈があるように見える
この調子じゃあ、
みんな早くに家を出るかもしれない
そうなったら俺は...
みんなに迷惑をかけないで済む 喜びと
長く過ごせると思っていた気持ちが ぶつかって
変な嫌悪感に襲われる
靴を履いて外に出ようとする
きっと俺の目を 心配してくれてるのだろう
優しい弟
あの事件があってからも尚 俺に話しかけようとしてくれる
久しぶりに外に出た気がする
最近は文字どうりのクソニートと して生活していた
品質がいいの余ってないかな...
スーパーに入って 1番目に着くところに置いてある
「今日の特売品」
なにが並んでいるのか見てみると
梨なのか林檎なのか分からない物 が置いてあった
この世は視覚障害者にとって とても理不尽だ
そんなことは気にせずに 野菜コーナーへと移動する
視覚障害者のいいところ (俺だけかも)
些細な色の変化に気ずけるため
品質がいいのか、悪いのかよく分かる
そんなことを考えながらレジに向かう
金額は抑えられたが、 買い物袋の重さは抑えられなかったか
まぁ、安く済んだから、いっか
やっと家に着いた...
30歳老けた気分...
早く冷蔵庫入れよ
小指ぃぃぃぃぃぃ
コメント
11件
大好き!!