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169
お嬢
7
HISAKI𓃠
4
31
のあ
うり
集まったメンバーたちが、涙を流しながら俺の元へ駆け寄る
しかし、全ての感謝を伝え終え、最後のじゃぱぱを救い出した俺の身体は、すでに足元からゆっくりと、金色の粒子になって消え始めていた
その様子を自分で見つめながら、俺は俯き、ボロボロと大粒の涙を床にこぼした
わんぱくで
いつも強がって
からぴちのムードメーカーだった男が
ここにきて初めて
本当の
本当の本音を泣きじゃくりながら呟いた
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
もっとみんなと一緒にいたいよ……っ!!
胸を激しくかきむしるような、痛切な叫び
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
俺はばっと顔を上げ、涙でぐしゃぐしゃになった瞳で仲間たちを見つめた
ゆあんくん
ゆあんくん
俺の想いとは裏腹に、虚しくも体の崩壊は止まらない
金色の粒子は、ゆっくりと彼の膝や腰へと這い上がっていく
メンバーたちが、誰からともなく叫びながらゆあんに手を伸ばした
みんな (ゆあん以外)
じゃぱぱ
じゃぱぱ
耳を引き裂くような、仲間たちの悲痛な叫び
俺は、消えゆく自分の手を見つめ、張り裂けそうな胸を抑えながら、
無理矢理に、クシャッとした不器用な笑顔を作って見せた
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
諦めたように笑うゆあん
その瞬間、じゃぱぱが遮二無二に駆け寄ってきて、消えかける俺の身体を、
壊れるほどの強さでギューッと強く抱きしめた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱの胸の温もりと、その優しい言葉
限界を迎えた俺は、無理矢理作っていた笑顔を崩し、じゃぱぱの肩に顔を埋めて、子供のようにぐちゃぐちゃに声を上げて大号泣した
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
抱きしめ合う2人を、メンバーたちが涙を流しながら優しく囲む
隣に浮かぶひなたが、胸を痛めながらも、静かに、優しく告げた
ひなた
ゆあんくん
ゆあんくん
俺は涙を拭い、ひまわりのように優しく微笑みながら、最期の言葉を口にした
その瞬間、俺の背中に大きな美しい翼と、頭上に天使の輪が浮かび上がる
身体は足先まで金色に透き通り、今にもひなたと共に光の中へ飛び去ろうとした、その途端だった
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱが涙を拭って振り返ると、うりも、えとも、全員が優しく微笑んで、一歩ずつ前に歩み寄ってきた
そして、透き通った俺の身体を、11人全員が、溢れんばかりの愛を込めて、最後にもう一度だけ力強く抱きしめた
すり抜けない
ひなたの最後の奇跡が、彼らに確かな体温を伝えていた
みんな (ゆあん以外)
みんな (ゆあん以外)
一生忘れないよ……っ!!
「ニシシッ」と、俺は涙を溜めながらも、世界で一番眩しい、いつものひまわりのような優しい微笑みをみんなに返した
ゆっくりと、身体が宙に浮き上がり、ひなたと並んで天高くへと舞い上がっていく
屋上に残されたメンバーたちは、涙を流しながらも、全員で口を揃えて、空へ向かって優しく、大きな声を届けた
――いってらっしゃい……!!!
大好きな仲間たちの、温かい見送りの声
俺は上空から大きく手を振り、光の彼方へと、優しく、美しく消えていった
からぴちの心に、
世界で一番うるさくて、
世界一眩しいひまわりのような
『ありがとう』を遺して
『消えゆく俺は、天使と共に感謝を告げる』
〜END〜
Thank you for reading!
⁇?
コメント
26件
1話1話読み進めていくうちに、涙が溢れてしまいました 素晴らしい作品をありがとうございます! これからもささやかながら応援しています!