今夜も彼の部屋の前に立つ
…君は泣かない
どんなに苦しくても、悲しくても
俺らの前で泣くことがなかった
だけど___
桃
っ…グスッ…うぅっ…
毎晩、午前一時
君は一人で泣いている
赤
……
そんな君のために、今日も部屋のドアを開ける
桃
っ…ポロポロ
桃
りぃ…らぁ、ポロポロ
赤
ないくん、ギュウ…
桃
ごめんなさいっ…
桃
ちゃんとリーダーできなくてごめんなさいっ…ポロポロ
赤
できてるよ。
赤
ないくんにしかできないよ。
桃
ちがうっ…できてないのぉっ…ポロポロ
赤
いれいすのリーダーはないくんしかいないよ、
桃
ごめんなさいっ…りうらぁっ…ポロポロ
赤
ううん、謝らないで。
赤
ないくんは、もっと頼っていいんだよ
桃
…グスッ…うぅっ…ポロポロ
赤
寝てもいいから、聞いててね
桃
ギュウ…
赤
ないくんがリーダーじゃなかったら、ここまでおっきくなれなかったよ。
赤
いれいすは。
赤
ないくんが頑張ってくれてるから、できたことがたくさんあるの。
赤
ほんとにいつもありがとう。
桃
すぅ…すぅ…
涙がまた頬を伝う
赤
…ね、少しは頼っていいからね。
そう言って、軽く口づけをした







