テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

犬塚子春

光清ー!

三ツ橋光清

んっ.....

三ツ橋光清

ふぁ、ぐぅ....

犬塚子春

もう!いつまで寝てるの!

犬塚子春

早く起きなさいー!

そう言い光清を揺らす

三ツ橋光清

なんだよ...少しぐらい寝かせろよ

三ツ橋光清

てか、なんでお前いんだよぉ..,

犬塚子春

だって、ほら!家が隣だしさ

犬塚子春

光清が、起きるの遅いから光清のお母さんに頼まれたの〜

三ツ橋光清

はぁ、お前俺の母ちゃんみたいだな

犬塚子春

フフッ、そうかな?

犬塚子春

ほら、早く学校行こう

犬塚子春

もう、春だよ、新学期

犬塚子春

クラス発表もあるし!

三ツ橋光清

分かったよ....起きればいいんだろ

犬塚子春

うんうん!

私たちは、何事もなく普通の幼馴染として 過ごしている

多分、私たちが幼馴染という関係が崩れることは無いと思う

お互い、そう理解しあってると思う

犬塚子春

うわぁ、やっぱり桜綺麗だよ

犬塚子春

春になると咲くんだって〜

三ツ橋光清

そんなの、誰だって知ってるよ笑

犬塚子春

そっか!笑

犬塚子春

桜ってなんで、ピンクなのかな?

三ツ橋光清

さぁね、俺に聞いたってわかると思う?

犬塚子春

ううん!思わないかも笑

犬塚子春

光清は、頭は悪いけど話してると楽しいよ

犬塚子春

だから、友達多いんだね

三ツ橋光清

そうか?俺は普通に接してるだけだぞ?

犬塚子春

私は、緊張して猫被っちゃうからさ

犬塚子春

光清の事"幼馴染"として尊敬してるよ!

三ツ橋光清

俺も、"幼馴染"として_______

そんな、何気ない会話を交わしながら 桜を眺める

小さい時から、それが常連の様なものだった

もう、光清とこうやって制服を着てさくらを見るのはこれで5年目

私たちは、3年生になるんだ

犬塚子春

うわぁ、人がすごい集まってるね

三ツ橋光清

クラス表を見に来る人が多いからな

三ツ橋光清

俺たちも、見ようぜ

犬塚子春

うん!

2人は、クラス表を必死に眺める

犬塚子春

どこだ.....

犬塚子春

あ!

三ツ橋光清

見つかったか?

犬塚子春

うん!わたし3年4組だった!

三ツ橋光清

.......

三ツ橋光清

うわ!俺も同じだ

犬塚子春

え!笑またー!

犬塚子春

これで、3年連続だね!笑

三ツ橋光清

だな笑

三ツ橋光清

幼馴染の奇跡ってやつか?

犬塚子春

そうかも笑!

七森優咲

2人とも〜!

犬塚子春

あっ!優咲ちゃん

犬塚子春

クラス表見た?

七森優咲

うん!見たよ

犬塚子春

どこだった?

七森優咲

わたしはね.....

七森優咲

3年4組でした!

犬塚子春

え!?私達と同じ笑

七森優咲

え?私達って....

七森優咲

また、2人とも同じ!3年連続じゃん

犬塚子春

そうなのそうなの!

七森優咲

これってさ、奇跡ってやつだね!

三ツ橋光清

"幼馴染"のな

七森優咲

幼馴染だとしても、女と同男として奇跡なのかもよ?

犬塚子春

え〜、それはないよ

犬塚子春

私達、お互い恋愛感情持ってないもん!

犬塚子春

ね?光清

三ツ橋光清

あぁ、子春は大切な幼馴染だ

七森優咲

へぇ〜、やっぱり二人は変わらないね笑

犬塚子春

うん、私たちはずっとこのままだよ

キーンコンカンコン!

犬塚子春

あ〜!疲れた

犬塚子春

お昼だお昼!

七森優咲

子春、2時間目からお腹空いてたね笑

犬塚子春

だって、ダイエットしてるんだもん笑

犬塚子春

最近、むっちりして来たからさぁ

七森優咲

そう?あんまし変わらないけど

七森優咲

ていうか、今日お弁当?

犬塚子春

ううん!今日は、学食〜

七森優咲

オケ

七森優咲

じゃあ、学食行こっか

犬塚子春

うん

犬塚子春

光清も、学食でしょ?

犬塚子春

光清も行こうよ!

三ツ橋光清

あー、ごめん

三ツ橋光清

今日は、違う友達と行くから

犬塚子春

え!もう友達できたの!

三ツ橋光清

まぁな!

三ツ橋光清

明日一緒に食べようぜ

犬塚子春

うん、分かったぁ

三ツ橋光清

じゃあ、2人とも早く友達作れよ〜

犬塚子春

はーい

七森優咲

光清、友達作るの早いね〜

犬塚子春

そうだねぇ...

犬塚子春

1日で出来ちゃうんだもん

七森優咲

それに、その友達って男女のグループじゃない?

七森優咲

ほら、あのグループ

犬塚子春

本当だ

犬塚子春

ほとんど、女子だらけじゃん

犬塚子春

なーんか、光清らしくない

七森優咲

まぁーね

七森優咲

三年生って最後の年だし

七森優咲

ずっと、私達といるって訳でもないだろうし

七森優咲

春って、別れの季節でとあるよね〜

犬塚子春

そうだね....

犬塚子春

(陽介って、本当友達できるの早いな〜)

犬塚子春

(少しずつ離れていっちゃうのかな)

そんな、不安を抱えながら私たちは

学食に向かった

掃除終わり

七森優咲

ねぇ、子春

犬塚子春

ん?なーに?

七森優咲

光清のこと本当に幼馴染とでしか見てない?

犬塚子春

うん、そうだけど....

犬塚子春

どうして?

七森優咲

いや、なんとなく笑

犬塚子春

何それー!笑

犬塚子春

わたしはね、光清がどんなに他の子と一緒にいても

犬塚子春

絶対嫉妬しないよ!

七森優咲

本当?

犬塚子春

うーん、でも仲良いから友達としては嫉妬するかも笑

犬塚子春

だけど、光清は光清なりに好きな人がいると思うから

犬塚子春

私はそれを応援するの

七森優咲

.......

七森優咲

そっか

犬塚子春

うん!

七森優咲

子春、あのね

犬塚子春

ん?

七森優咲

私が.....光清を好きだって言ったら

七森優咲

小春はどう思う?

犬塚子春

え?、好きなの!

七森優咲

例えばね笑

犬塚子春

そ、そっか!

犬塚子春

うーん、わたしはね______

私は、なぜか言葉に詰まった

本当に好きならどうしようとか、考えてたのかな

犬塚子春

もちろん....応援するよ!

七森優咲

本当に?

犬塚子春

うん

犬塚子春

だって、友達の恋は応援しないと

七森優咲

.......

七森優咲

だよね

七森優咲

子春は友達思いだもんね

犬塚子春

うん!まぁね〜

犬塚子春

ヤバっ、もうこんな時間だ

犬塚子春

早く行こ

七森優咲

.......

七森優咲

やっぱり、嘘だよ

犬塚子春

ん?

犬塚子春

何が....嘘なの?

七森優咲

私が、例えばって言った話

犬塚子春

え、どういうこ______

七森優咲

私は、好きだよ

七森優咲

光清のこと

犬塚子春

え.....

犬塚子春

ほ、本当に?

犬塚子春

嘘じゃ無くて?

何でだろう、心臓の音が段々高鳴ってる

七森優咲

うん、

七森優咲

嘘じゃないよ

犬塚子春

えっ.....あ、そ、そうなんだ!

犬塚子春

それって....恋愛感情だよね?

七森優咲

それ以外何があるの?

犬塚子春

そ、そうだよね!

犬塚子春

ごめん、私気づかなくて...

七森優咲

いや、私が行動に出さなかっただけだよ

七森優咲

子春に言ったら応援してくれるかなって

犬塚子春

......

なんだろ....

今、わたし頭が真っ白だよ

犬塚子春

もちろん!応援するに決まってるよ

七森優咲

......

七森優咲

そっか

七森優咲

ありがとう

犬塚子春

うん.....

七森優咲

でも、今日は子春が光清と帰って

犬塚子春

え、い、いいの?

七森優咲

うん、いいよ

犬塚子春

でも....

七森優咲

光清が、待ってるよ

犬塚子春

う、うん

私は、振り返ることができなかった

どんな顔して、見ればいいのか

なんで、気づかなかったんだろって

どうすれば良いんだって、考えてしまう

犬塚子春

.......

女子A

え!本当笑

三ツ橋光清

うん笑、本当

女子C

あれ?あの子って....

三ツ橋光清

あ!子春だ

女子B

友達?

三ツ橋光清

うん、幼馴染だよ

三ツ橋光清

子春ー!

犬塚子春

あ、光清

三ツ橋光清

何してんだ、こんなとこで

犬塚子春

光清の事待ってたんだ

三ツ橋光清

あ、そっか!

三ツ橋光清

いつも言っに帰ってたよな笑

三ツ橋光清

じゃあ、子春と帰るからー!

犬塚子春

ごめんね、新しい友達なのに

三ツ橋光清

いや、良いんだよ

三ツ橋光清

子春も大事な友達だからさ

犬塚子春

そっか!ありがとう

犬塚子春

(優咲が光清を好きだなんて今でも信じられない)

犬塚子春

(だけど、こういうところに惚れたのかなぁ)

親友として

応援してあげないと

三ツ橋光清

なんか、子春暗くない?

犬塚子春

え!そうかな....

三ツ橋光清

体調でも悪いか?

光清は、子春のおでこを触る

犬塚子春

ちょっ、だ、大丈夫だから!

三ツ橋光清

そ、そうか?

犬塚子春

うん、心配してくれてありがとう....

犬塚子春

(優咲には申し訳ないから、あんまり光清とは関わらない方が良いのかも....)

犬塚子春

(いつも、登校とか下校は光清としてたから)

犬塚子春

(明日からは、優咲と帰ってもらおう...)

三ツ橋光清

子春と、こうやって毎日帰れるのも良いな

犬塚子春

え、そうかな?

三ツ橋光清

そうだよ

三ツ橋光清

子春とは友達の中で1番話してて楽しいし笑

犬塚子春

そ、それはどうも....

犬塚子春

(昔から思うんだけど、光清ってちょっと天然だよね...)

犬塚子春

光清

三ツ橋光清

ん?

犬塚子春

ふぅ....

犬塚子春

これからは、帰るときはもう私と帰らなくて良いよ!

三ツ橋光清

は?な、何言ってんだお前....

犬塚子春

いや....だからさ!

犬塚子春

私とばっかり帰ると、光清は彼女?とか出来なくなるし

犬塚子春

光清、モテるから私がいるとダメだし

犬塚子春

辞めよう!

三ツ橋光清

なんだよそれ....

犬塚子春

.....

犬塚子春

ごめん、でも光清のためだし...

三ツ橋光清

なんだよ、タメッて!

三ツ橋光清

俺は、子春と帰るのが楽しいんだよ

犬塚子春

そ、それは...嬉しいけどさ

犬塚子春

でも、光清は優しいしカッコいいからやめたほうが良いかなって___

三ツ橋光清

俺は!

三ツ橋光清

......

三ツ橋光清

子春は、そんなこと思いながら俺と帰ってたのかよ

犬塚子春

えっ、違うよ!

犬塚子春

ただ、私は....

親友の恋を応援したいだけ

三ツ橋光清

.......

三ツ橋光清

俺は、お前と帰ること嫌だって言ってないぞ?

三ツ橋光清

お前がいるか嫌いとか、別れるとか言って来た奴がいたら

三ツ橋光清

俺、絶対そんな奴好きにならないよ

犬塚子春

うん.....分かってるよ

三ツ橋光清

じゃあ、分かってるなら______

これは、光清と優咲のタメ

犬塚子春

でも!!

犬塚子春

ごめん...

犬塚子春

これからは、毎日じゃなくて

犬塚子春

たまににしよう

犬塚子春

3日に一回とか、週2回とか!

三ツ橋光清

........

三ツ橋光清

分かったよ

三ツ橋光清

お前がそうしたいなら

犬塚子春

うん....ごめんね

犬塚子春

じゃあ、私帰るね....

三ツ橋光清

子春

犬塚子春

ど、どうしたの?

三ツ橋光清

今日は、一緒に帰ろうぜ

犬塚子春

えっ....

三ツ橋光清

あんまり、帰れなくなるんだろ

三ツ橋光清

理由はともかく、行こうぜ

犬塚子春

......

犬塚子春

うん!

この時、どれぐらい嬉しいかったんだろ

自分でも、よくわからない

でも、これからは私を優先になんか出来ないんだ

ガチャ

三ツ橋光清

小春!

三ツ橋光清

学校、一緒に行こうぜ

犬塚子春

......

犬塚子春

うん!

三ツ橋光清

実は、お前に話したいことがあるんだ

犬塚子春

話したいこと?

三ツ橋光清

うん

三ツ橋光清

実は.....

三ツ橋光清

俺、告白されたんだ!

犬塚子春

え!?ほ、本当に!

三ツ橋光清

本当本当笑

犬塚子春

え?それって...昨日?

三ツ橋光清

うん

三ツ橋光清

昨日、子春に言えなかったからさ

三ツ橋光清

今日、言おうと思ってたんだ

犬塚子春

そうなんだ!

犬塚子春

よかったね!

三ツ橋光清

うん笑、でも断ろうと思うんだ

犬塚子春

えぇ!

犬塚子春

もったいないよ!せっかく告白されたのに

三ツ橋光清

だってさ、俺の好きな人じゃないんだよ?

三ツ橋光清

好きな人じゃないなら、うんって言えないよ

犬塚子春

そっか....

犬塚子春

(もしかしたら、優咲かも知れない...)

犬塚子春

その、好きな人って同じ学年?

三ツ橋光清

うーん、まぁな

犬塚子春

え!そうなの

犬塚子春

(優咲の確率結構出てきた)

犬塚子春

(もしかしたら.....)

犬塚子春

それって、もしかして優咲?

三ツ橋光清

え、優咲?

犬塚子春

うん!

三ツ橋光清

えー、まさか笑

三ツ橋光清

優咲は、ただの友達だよ

犬塚子春

そ、そうなんだ!

犬塚子春

(違うんだ....)

犬塚子春

(じゃあ、誰なの?)

犬塚子春

じゃあ、当分私たちには恋人できなそうにないね!

三ツ橋光清

そうだな笑

一眼目前

七森優咲

子春

犬塚子春

あ、優咲ちゃん

犬塚子春

お、おはよう!

七森優咲

おはよう

犬塚子春

......

七森優咲

やっぱり、昨日のこと気にしてる?

七森優咲

光清のこと私が好き________

犬塚子春

シー!聞こえちゃうよ

七森優咲

あ、そっか笑

犬塚子春

少しだけね....

犬塚子春

新鮮な感じがしてさ

犬塚子春

もっと、二人が距離を縮められる様に

犬塚子春

私頑張る!

犬塚子春

(少しずつ、光清が優咲ちゃんを好きになってくれれば...)

七森優咲

そっか

七森優咲

子春は、本当に優しいね

七森優咲

憧れるよ

犬塚子春

そう?なんかありがとう笑

七森優咲

光清、なんか言ってた?

犬塚子春

え、あー!光清は....

優咲は、ただの友達だよ

犬塚子春

いや.....とくには!

七森優咲

そっか

犬塚子春

でもね、光清と決めたの

犬塚子春

これからは、私と光清は一緒に帰らないって

七森優咲

え?そ、そうなの

犬塚子春

うん

犬塚子春

そうした方が、優咲ちゃんの為になるから!

七森優咲

そ、そうなんだ

七森優咲

ありがとう

犬塚子春

ううん

七森優咲

じゃあ、子春は誰と帰るの?

犬塚子春

うーん.....

犬塚子春

いないかな!笑

七森優咲

そ、そっか....

七森優咲

ごめんね

犬塚子春

大丈夫

犬塚子春

友達の為だから

そうだよ、友達のため

嫌なことなんて、ひとつもない

三ツ橋光清

子春ー!

三ツ橋光清

一緒に帰ろうぜ

犬塚子春

え、あー....

七森優咲

.....

犬塚子春

ご、ごめん!

犬塚子春

私、ちょっと用事思い出しちゃった

犬塚子春

2人で帰ってて!

三ツ橋光清

え、ちょっ小春!

三ツ橋光清

......

三ツ橋光清

なんだ、アイツ

三ツ橋光清

子春って、最近俺のこと避けてるよな?

七森優咲

そうかな?

三ツ橋光清

そうだよ!絶対

三ツ橋光清

だってさ.....

また、ある日では

三ツ橋光清

子春、帰ろうぜ

犬塚子春

ごめん!今日は無理!

三ツ橋光清

え?なんでだよ

犬塚子春

なんでも!

犬塚子春

じゃ!

三ツ橋光清

なんだ、アイツ....

そのまたある日では

三ツ橋光清

子春!

三ツ橋光清

いい加減俺と帰ろ________

犬塚子春

ごめーん!

犬塚子春

帰れない

三ツ橋光清

いや、なんでだよ

犬塚子春

なんでも!

三ツ橋光清

だから、なんでもってなんだ________

犬塚子春

じゃ、じゃあねー!

三ツ橋光清

......

三ツ橋光清

って、感じでさ

三ツ橋光清

アイツ、俺のこと嫌いになったのか?

七森優咲

そんなことないよ笑

三ツ橋光清

絶対、そうだよ!

三ツ橋光清

なら、何で俺を避けるんだ....

三ツ橋光清

あの時からだよ!

七森優咲

あの時?

三ツ橋光清

うん

三ツ橋光清

一緒に帰らないでって言われたときから

三ツ橋光清

アイツ、ちょっとおかしかったもん

七森優咲

......

三ツ橋光清

やっぱり、アイツに聞いてみて_______

七森優咲

待って

優咲は、光清の服を引っ張る

三ツ橋光清

どうしたんだ?

三ツ橋光清

俺今から、子春にあいに....

七森優咲

なんで、そんな子春が良いの?

三ツ橋光清

良いのって....

三ツ橋光清

なんだよそれ

七森優咲

いや.....

七森優咲

光清って、子春ばっかじゃん

七森優咲

友達いるのに、なんで子春とばっかりなの?

三ツ橋光清

ばっかりって....

三ツ橋光清

それって、俺とアイツが一緒に居るのが

三ツ橋光清

だめってことか?

七森優咲

えっ....ち、違うけど

三ツ橋光清

じゃあ、子春を悪く言うなよ

三ツ橋光清

お前ら、友達だろ?

三ツ橋光清

アイツも、俺の大切な友達なんだよ

七森優咲

......

三ツ橋光清

じゃあ、俺子春のところ行くから

光清は、階段を駆け降りていく

七森優咲

何が、友達だからよ....

七森優咲

あなたの、大切は違うじゃない

犬塚子春

ちょっと、避けすぎちゃったかな....

三ツ橋光清

子春ー!

犬塚子春

こ、光清!

犬塚子春

なんで、光清がここに

犬塚子春

ゆ、優咲は?

三ツ橋光清

優咲は、1人でいるよ

犬塚子春

な、なんでそんにことしたの!

三ツ橋光清

何でそんな怒ってんだよ....

犬塚子春

あっ、なんでもない...

犬塚子春

ところで、どうしたの?

三ツ橋光清

お前さ、最近俺のこと避けてるよな?

犬塚子春

犬塚子春

避けてないよ

三ツ橋光清

絶対、避けてるって!

三ツ橋光清

帰る時なんか、用事があるとか変な理由つけてさ

三ツ橋光清

やっぱり、なんか隠してる?

犬塚子春

ち、違うよ!

犬塚子春

用事があるのは....本当で!

本当は、用事なんか無いけど....

三ツ橋光清

まさか....お前

三ツ橋光清

男でも出来た?

犬塚子春

ち、違う!

犬塚子春

それは、もっと違う!

三ツ橋光清

それ以外、何があるんだよ

犬塚子春

それは.....

犬塚子春

とにかく!私のことは心配しなくて良いから

犬塚子春

ゆ、優咲の事でも心配してたら良いよ!

三ツ橋光清

だーから!何でそこに優咲が出てくんだよ

犬塚子春

え、そ、それは....

三ツ橋光清

俺は、お前の話してんだよ

犬塚子春

ごめん.....

三ツ橋光清

.......

三ツ橋光清

子春って、俺のこと嫌いになったのか?

犬塚子春

え?なってないよ!

三ツ橋光清

だって、避けるし

三ツ橋光清

一緒に、帰りたく無いとか言うから....

犬塚子春

それは...ごめん

三ツ橋光清

まぁ、約束だしな

三ツ橋光清

3日に一回

三ツ橋光清

もういいよ、この事は

犬塚子春

ありがとう....

三ツ橋光清

そのかわり

三ツ橋光清

俺をもう、避けるなよ?

犬塚子春

うん、分かった....

三ツ橋光清

教室まで、競争しようぜ

犬塚子春

だめだよ!走っちゃ!

七森優咲

.....

犬塚子春

よーし!お花の水やり完了ー!

犬塚子春

早く、戻らないと....

女子達

犬塚さん!

犬塚子春

ん?

犬塚子春

ど、どうしたの!

女子達

犬塚さんに、ちょっと頼み事があって...,

犬塚子春

頼み事?

女子達

うん

女子達

実は、夕方に合コンがあるんだけど

女子達

1人来られなくなっちゃって

女子達

犬塚さん、来てくれないかなって!

犬塚子春

え?わ、私で良いの?

女子達

うん!犬塚さんでいい!

犬塚子春

うーん.....

犬塚子春

分かった!

犬塚子春

私も、合コン行くよ

女子達

やったー!ありがとう

女子達

じゃあ、近くのカフェで間に合わせね

犬塚子春

はーい!

犬塚子春

合コンか....

犬塚子春

あんまり、興味なかったけど

犬塚子春

優咲ちゃんに、話しておこうっと

放課後

三ツ橋光清

おーい!子春

三ツ橋光清

って、あれ?

三ツ橋光清

子春は....?

七森優咲

子春なら、クラスの子達と合コンに行ったわよ

三ツ橋光清

合コン!

三ツ橋光清

小春が!

七森優咲

うん

七森優咲

なんか、楽しそうだったよ

三ツ橋光清

ま、マジか

三ツ橋光清

アイツ、ああ言うところ行くと

三ツ橋光清

人見知りだから、変な男に連れてられたら...

七森優咲

......

七森優咲

光清、一緒に帰らない?

三ツ橋光清

あー....ごめん

三ツ橋光清

今から、子春の所行くから

七森優咲

なんで?

三ツ橋光清

いや....なんでってアイツが心配だからだよ

七森優咲

心配ってそれだけなの?

三ツ橋光清

は...?どう言う意味だよ

七森優咲

光清

七森優咲

私、光清に話があるの

七森優咲

私ね________

犬塚子春

......

犬塚子春

(合コンに来たものの、全然楽しくない)

犬塚子春

(よく、分からないし何話して良いのか)

犬塚子春

(もう、帰ろうかな....)

男子A

子春ちゃん

犬塚子春

うわっ!

犬塚子春

ど、どうも

男子A

凄い、びっくりするんだね笑

犬塚子春

ま、まぁ....

男子A

もしかして、楽しんでない?

犬塚子春

え!そ、そんなことないですよ

犬塚子春

ちゃんと楽しんでます!

男子A

それなら、良いけど!

犬塚子春

(て言うか、光清と優咲はどうなったんだろ)

犬塚子春

(あの後、2人で帰ったらしいし)

犬塚子春

(少し、モヤってするけど.....)

男子A

何か考えごと?

犬塚子春

あっ、す、少しだけ....

男子A

もしかして、恋の悩み?

犬塚子春

え!?

犬塚子春

ち、違います....

犬塚子春

仲良い友達からのことで....

男子A

友達?

犬塚子春

はい....

犬塚子春

私の仲良い友達が、私の幼馴染の事を好きだったみたいで

犬塚子春

私それに気づかなくて....

犬塚子春

だから、いつも一緒に帰ったりしてたけど、譲ったりしていたんですけど

犬塚子春

幼馴染は、友達を好きじゃないって言うんです.....

犬塚子春

それに、何故かほっとしてしまった自分もいて

犬塚子春

私.....最低だなって

男子A

.......

男子A

子春ちゃんは、どうしてホッとしたの?

犬塚子春

えっ?どうしてって....

犬塚子春

幼馴染で、一緒にいて楽しいし

犬塚子春

それが、崩れるのかなって思って

男子A

もし、そうだとして

男子A

幼馴染と、友達が一緒にいたとか

男子A

帰る、みたいになったらどう思う?

犬塚子春

どう思って....

私はあの時、しっかり覚えていた

好きだとかいた時に、胸が押し潰されるような音が

犬塚子春

胸が....こう....グッてなるような感じで

犬塚子春

初めての感触で

犬塚子春

こんなの、なったとかなくて

犬塚子春

それに、モヤっとかイラッてしたり....

男子A

子春ちゃん

男子A

それって、何だか気づかないの?

犬塚子春

えっ?

犬塚子春

何だか......

犬塚子春

すみません....

犬塚子春

少し、外で考えて来ます...

七森優咲

私ね

七森優咲

光清が好き

三ツ橋光清

えっ?

三ツ橋光清

す、好きって.....

七森優咲

男の人として見てる

三ツ橋光清

あ.....

三ツ橋光清

その.....

七森優咲

困惑するよねぇ

七森優咲

......

七森優咲

光清は、優しいよ

七森優咲

気を遣えて、皆んなに好かれるし

三ツ橋光清

それは....ありがとう

七森優咲

光清は、私のことどう思う?

三ツ橋光清

優咲のことは.....

三ツ橋光清

凄い子春のことよくしてくれて

三ツ橋光清

優しいし、面倒見がいいし....

七森優咲

.......

七森優咲

思い浮かばないか〜.....

三ツ橋光清

ごめん

七森優咲

やっぱり、早く子春の所行きたい?

三ツ橋光清

それは...心配だし

三ツ橋光清

アイツ、危なっかしいから

七森優咲

行きたいんだ

三ツ橋光清

........

三ツ橋光清

うん、そうかも...

七森優咲

じゃあ、行く前に返事だけ聞かせてよ

三ツ橋光清

.......

三ツ橋光清

俺は

三ツ橋光清

優咲を恋愛として好きになれる事はない思う

三ツ橋光清

優咲の気持ちは嬉しかったけど

三ツ橋光清

ごめんね....

七森優咲

うん....分かった

七森優咲

じゃあ、早く子春の所に行って

七森優咲

伝えて来てよ

三ツ橋光清

.......

三ツ橋光清

あぁ、そうするよ

犬塚子春

はぁ、こんな時に雨か...

犬塚子春

合コンなんて、来るんじゃなかった

犬塚子春

それに、光清のこと....

犬塚子春

私は、どう思ってるの?

自分に決着が付かないまま終わりたくない

私の気持ちは

私は、光清を_________

三ツ橋光清

子春!!

犬塚子春

!?

犬塚子春

この声って....

子春は振り返る

犬塚子春

光清....

犬塚子春

なんで、ここに

犬塚子春

それに、びちょぬれ.....

三ツ橋光清

子春

犬塚子春

なに?雨の音であんまり....

三ツ橋光清

お前話したいことがある!?

犬塚子春

えっ?は、話したいこと?

犬塚子春

私も....

犬塚子春

光清に話したいことがあるの

三ツ橋光清

えっ?俺に?

犬塚子春

うん....

犬塚子春

私ね、光清のこと________

私は、こう言う瞬間決めたんだ

光清を、幸せにできるのは私しかいないって

そして、この気持ちを今春が終わる前に

光清に伝えるって________

この作品はいかがでしたか?

101

コメント

7

ユーザー

いいね100! 指しぬ

ユーザー

あぁぁー、告白かは分からないけど気持ちが伝わるといいなぁ〜 夏のみかんさんの小説好きです〜

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚