/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
シェアする/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
はる
ﾝｩ……
はる
ﾊｯ…
はる
(まだ朝か、まだ眠たいな)
はる
あれ、ルキくん…?
ルキ
ﾝ…なんだ
はる
ううん…
はる
なんでもない
はる
(やっぱルキくんって優しい人だよね…)
ルキ
そういえば、血を貰っていないな
はる
え?
はる
まだ眠くて…
腕を優しく掴む
はる
やめて…
ルキ
ｯﾌﾌ
はる
?
ルキ
主人にむかって随分な言い草だな
はる
…
ルキ
少し甘やかしすぎたか
はる
(えぇ)
ルキ
またしつけないといけないようだ
ルキ
眠るのは少しおわずけだ
はる
や、…だ…
ルキ
俺もこのままでは夢見が悪い
はる
…
ルキ
俺がどうしたら気分が良くなるか
はる
そん、な…の………
ルキ
お前ならわかってるはずだが?
はる
…ｯ
ルキ
それに
ルキ
こんな時間に部屋に来ておいて
ルキ
眠るだけで済むとは
ルキ
まさか思っていないだろう
はる
(思ってました☆)
はる
はい…
ルキ
わかったなら自ら差し出せ
ルキ
俺の手を煩わせるな
はる
…はい……
リボン外す
はる
はい…
ルキ
従順なのは褒めてやる
ルキ
だが
はる
…?
ルキ
どうせなら
ルキ
すぐに牙をたてられるほどの距離まで来てほしいものだ
はる
はい…//
ルキ
協力的なだけ条例としよう
はる
…//
はる
(顔が近くて…いい匂い…)
はる
(…って何考えてんの私?!)
ルキ
……ンン…
はる
あｯ………だめ……
ルキ
どうだ
はる
(痛くない…)
はる
(ずっと痛かったのに…ｯ)
はる
や、
はる
いやぁ……
ルキ
やめてほしいのか?
はる
…ｯ
ルキ
なんだ
ルキ
もっと欲しそうな顔をして
はる
ちが…//
ルキ
…ん……
はる
ﾝ……
はる
ん…?
はる
あれ…
はる
どうしてユーマくんがここに…?
ユーマ
あ?
はる
ルキくんはどこに行ったの?
ユーマ
とっくに学校に行った
はる
そっか
ユーマ
雌豚
はる
…?
はる
(めまいがして…ちゃんと前向けられない…)
ユーマ
ちょっと手伝え
はる
あ、うん…
畑
はる
すごい！
ユーマ
よしこれで収穫できそうだな！
はる
え…ここって…
ユーマ
俺の畑だ
はる
そうなんだ！
ユーマ
ほーら、さっさと手伝え
はる
あ、うん！
トマトを取る
ユーマ
ﾊﾊｯいい感じだ！
はる
美味しそうだね！
ユーマ
当たりめーだ
ユーマ
俺が育てたんだからな
はる
なんで野菜を育ててるの?
ユーマ
そりゃ
ユーマ
これがありゃ突然
ユーマ
飯が食えなくなる状況でも
ユーマ
しばらくは生きていけるだろ
はる
うん、そうだね
ユーマ
食べるか?
トマトを差し出す
はる
あ…トマト好き、じゃない…
ユーマ
あ？
ユーマ
好き嫌いすんな
はる
ご、ごめんなさい…
ユーマ
ﾁｯ
ユーマ
あ…
はる
あ…?
口にトマトを☆
はる
……?!
はる
お、美味しい…!!
ユーマ
だろ
はる
トマトなんて、4歳以来…
ユーマ
まぁ味覚だって変わるもんだろ
はる
そうだね…
ユーマ
雌豚ぁ
はる
どうしたの?
ユーマ
こっちにこい
はる
きゃ…!
壁
はる
ユーマくんｯ…やめて
ユーマ
あ？
ユーマ
辞めるわけねぇ
ユーマ
…ﾝﾝ…
はる
…ｳｯ……
はる
…やめ………ｯ
ﾊﾞﾀｯ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
