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瞳の能力者

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瞳の能力者

11 - 瞳の能力者 第11話

♥

200

2019年08月25日

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パアァァ

叶羽(とわ)

ん、、?

心音(こと)

わっ

叶羽(とわ)

ここ、、は?

心音(こと)

わぁー!

心音(こと)

すごい!

異世界へ来た叶羽と心音の目の前には

とても綺麗な森が広がっていた

叶羽(とわ)

わぁっ、、、

心音(こと)

きれー、、、

水月(みつき)

(叶羽!心音!大丈夫?ついた?)

叶羽(とわ)

あっ、水月!

心音(こと)

あ、忘れてた

叶羽(とわ)

うん!大丈夫だよ!無事についたっぽい!

水月(みつき)

(良かったー)

水月(みつき)

(今どこにいるの?何が見える?)

叶羽(とわ)

ここはたぶん、、山?

叶羽(とわ)

ちょっと険しい山みたいな、、、

叶羽(とわ)

見えるのは、、、

心音(こと)

とっても綺麗な大きい森!

叶羽(とわ)

うん!

叶羽(とわ)

水月、大きくて綺麗な森があるよ!

水月(みつき)

(大きくて綺麗な森、、、)

叶羽(とわ)

水月?

水月(みつき)

(、、、ぐすっ、、)

叶羽(とわ)

水月?!

心音(こと)

え?!なに!どうしたの?!

叶羽(とわ)

え、なんか水月が泣いてる、、

心音(こと)

え?なんで?

水月(みつき)

(ごめん、、、)

叶羽(とわ)

水月?!どうしたの大丈夫?!

水月(みつき)

(っうん、、ちょっと、、思い出しちゃって、、、)

叶羽(とわ)

、、、そっか

叶羽(とわ)

思い出しちゃったんだって(小声)

心音(こと)

そっか!

心音(こと)

何かあったとかじゃなくて良かった!

叶羽(とわ)

、、、じゃあ、あってるんだね

水月(みつき)

(うん。そこだよ。)

水月(みつき)

(僕が生きてた場所)

水月(みつき)

(その辺に僕が言ったような館ない?)

叶羽(とわ)

館、、、館、、、

叶羽(とわ)

心音!館探して!

心音(こと)

おっけー!

キョロキョロ

心音(こと)

あ!叶羽!あれじゃない?

叶羽(とわ)

え?

叶羽が心音の指さすほうを見ると

叶羽(とわ)

わぁっ、、、

心音(こと)

ね!きっとあの森の真ん中にあるやつだよ!

叶羽(とわ)

水月!森の中に大きい館がある!もしかしてあれかな?

水月(みつき)

(うん!たぶんあってる!)

叶羽(とわ)

あってるって!

心音(こと)

やっぱり!

叶羽(とわ)

じゃあそこに向かって行けばいいのね?

水月(みつき)

(うん!)

叶羽(とわ)

おっけー!

叶羽(とわ)

心音!あそこに向かえばいいって!

心音(こと)

よっしゃー!行くぞー!

叶羽(とわ)

それにしても、意外と遠いところに出たね

心音(こと)

うん。もうちょっと近いかと思ってた

心音(こと)

そしたら、、、

心音(こと)

こんな崖降りみたいなことしなくてよかったのに!!!

叶羽(とわ)

ぜぇ、、ぜぇ、、、

心音(こと)

はぁ、、はぁ、、、

叶羽(とわ)

わ、私たち、体力は多い方だけど、さすがにこれはきっつい、、、

心音(こと)

ふぅ、、

叶羽(とわ)

心音、あそこにちょっと出っ張りがあるからさ、ちょっと休まない?

心音(こと)

うん、そうしよ!

叶羽(とわ)

はぁ、、疲れた、、

心音(こと)

あと半分くらい?

叶羽(とわ)

そ、、うだね

叶羽(とわ)

うん

心音(こと)

まだあと半分もあるのか、、、

心音(こと)

よし!

心音(こと)

叶羽!私はもう大丈夫だけど、叶羽は?

叶羽(とわ)

私ももう大丈、、、

心音(こと)

叶羽?

叶羽(とわ)

こ、心音、、あれ、、なに、、?

心音(こと)

え、なによそんなに怯え、、て、、

心音(こと)

え?!

叶羽(とわ)

な、なにあれ?!

水月(みつき)

(どうかしたの?)

叶羽(とわ)

あ!水月!

叶羽(とわ)

なんかね、黒い悪魔?みたいなのがいる!

叶羽(とわ)

それに、あいつなんか様子がおかしい、、、

心音(こと)

叶羽(とわ)

ちょっ!水月!あいつこっちにくる!

水月(みつき)

(叶羽!心音!逃げて!)

水月(みつき)

(そいつたぶん自我が薄い妖怪だよ!)

叶羽(とわ)

え?!

心音(こと)

ちょっ!叶羽!どうしたの?!

叶羽(とわ)

あいつ妖怪だって、、とにかく逃げよう!!

心音(こと)

妖怪?!分かった!早く!!

ダダダッ

叶羽と心音は、全力で山を下り降りた

叶羽(とわ)

はぁっはぁっはぁ、、、

心音(こと)

ぜぇ、ぜぇ、、、、

叶羽(とわ)

つっ、疲れた、、、

水月(みつき)

(叶羽!心音!大丈夫?!)

叶羽(とわ)

っうん、、水月、、私は大丈夫、、、

叶羽(とわ)

心音、、大丈夫、、?

心音(こと)

うん、、、大丈夫、、、

叶羽(とわ)

心音も大丈夫だって、、

水月(みつき)

(良かったー)

水月(みつき)

(妖怪は?)

叶羽(とわ)

わかんない、、どっか行った、、?

水月(みつき)

(そっか)

心音(こと)

んでも、そのおかげで館にはついたね、、、

叶羽(とわ)

うん、、、

叶羽と心音は、目の前にそびえ立つ館を見上げた

水月(みつき)

(館にはついた?)

叶羽(とわ)

うん、にしてもこの館ほんと大きいね、、

水月(みつき)

(うん、、)

水月(みつき)

(門とかある?)

叶羽(とわ)

心音!門、、、

心音(こと)

叶羽ーー!!ここに門あるよー!

心音(こと)

うさぎの人形もー!

叶羽(とわ)

はっっや、、、、

タタッ

叶羽(とわ)

わーお、、

叶羽(とわ)

館もでかけりゃ門もでかいのね、、、

水月(みつき)

(そこから中に入れるはずだよ!)

叶羽(とわ)

分かった

叶羽(とわ)

心音!ここから入れって、、、

叶羽(とわ)

なに人形覗き込んでんの

心音(こと)

んー、、、

心音(こと)

なんでこんなとこに人形置いてあるんだろ

心音(こと)

水月!この人形ってなんで置いてあるの?

叶羽(とわ)

もぅ、、

叶羽(とわ)

(水月!なんで人形が置いてあるの?って心音が、、、)

水月(みつき)

(それはね、火月が作った人形なんだ)

水月(みつき)

(なんでかは分からないけど、そこに置いてたみたい)

叶羽(とわ)

ふーん

叶羽(とわ)

それは火月ちゃんが作って置いた人形なんだって

叶羽(とわ)

なんでかはわかんないって

心音(こと)

ふーん、、、でもこの子可愛いね!黄色いうさぎ!

叶羽(とわ)

うん!ちょっと珍しい色だけど

心音(こと)

まっ、入ろっか!

叶羽(とわ)

そうだね!

トントントン

叶羽(とわ)

あのー!すみませーん!

心音(こと)

誰かいませんかー!

シーン

叶羽(とわ)

いないのかな?

心音(こと)

いやいや、火月ちゃんはいなくてもメイドが1人もいないってことはないでしょ

叶羽(とわ)

うーん

叶羽(とわ)

(水月、誰もいないよ?)

水月(みつき)

(えー?そんなはずないけどな、、、)

水月(みつき)

(いっつも誰かしらいるのに、、、)

心音(こと)

もう!入ってみようよ!こっちは水月に頼まれてきたんだから!

心音(こと)

それにもう門の中には入っちゃってるんだからさ!

叶羽(とわ)

う、うん、、、それもそうだね、、

心音(こと)

開けるよ、、、

叶羽(とわ)

う、うん

ギィィ、、、

叶羽(とわ)

し、失礼しまーす、、、、

心音(こと)

お、おじゃましまーす、、、

シーン

叶羽(とわ)

、、、誰もいないのかな?

心音(こと)

で、でも、鍵、閉まってなかったよね、、、?

叶羽(とわ)

ていうか、真っ暗、、、

ギィィ

バタンッ!

叶羽(とわ)

きゃ!

心音(こと)

わっ!

心音(こと)

え、なんで閉まって、、、

???

あなたたち、、、誰?

叶羽(とわ)

え?!

心音(こと)

???

侵入者、、、?

バンッ

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