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光希
───分かってる
ここで間違えたら、戻れなくなる
凜
口に出した瞬間、 自分の逃げ場を塞いだ気がした
光希は少しだけ目を細める
光希
確かめるみたいな声
凜
即答してしまった
でも、迷う余地なんてなかった
────次の日
教室のざわめきの中でいつも通り 過ごしているはずなのに
────どこか、落ち着かない
友達
友達に呼ばれ、顔をあげる
友達
少し言いにくそうにしながら続ける
友達
凜
────その一言で心臓が跳ねた
軽く笑いながら話しているのに、 その目はどこか真剣だ
友達
友達
友達
────普通じゃない
その言葉が頭をよぎる
凜
友達
友達
友達
───普通じゃない
またその言葉
────
凜
家に帰ってぽつりと呟く
光希
背後から声
振り返ると、光希がいた
いつからそこにいたのか分からない
凜
凜
そう言って視線を逸らす
光希は少しだけ頭をかしげる
光希
───なんで分かるんだよ
凜
光希
即答だった
光希との距離が1歩詰まる
光希
低い声。
逃げられない
凜
気づけば口にしていた
空気が一瞬とまる
光希
光希は小さく笑う
でも、その笑顔はどこか冷たい
光希
光希
光希
───答えないといけない
なのに、
言葉が出ない
光希
光希がニヤッと笑う
光希
そのまま俺の耳元で
光希
凜
ぞわっとする
でも。
不思議と、嫌じゃなかった
凜
そう思うのに
凜
凜
光希
主
主
主
主