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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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翌日

ドラケン

(....学校..行きたくないな)

ピーンポーン

ドラケン

(ん?こんな時間に?お袋の相手か)

ドラケン

・・・

ドラケン

はい

通話越し

三ツ谷

よっ!

三ツ谷

おはよ

ドラケン

三ツ谷!

ドラケン

なんで...

三ツ谷

なんでって、迎えに来たんだろ

三ツ谷

早く学校行こうぜ

ドラケン

・・・

ドラケン

すぐ行くから10分待って

三ツ谷

おぅ!

ドラケン

すまん、待たせた

三ツ谷

お、おはよって!

三ツ谷

その手どうした!

ドラケンの片腕は青紫になっててとても腫れている

ドラケン

あぁ、気にするな

ドラケン

もうマヒしてて痛みもねえから大丈夫

三ツ谷

痛みがねぇとかそんな問題じゃねえよ!

三ツ谷

病院行くぞ!

ドラケン

は?

ドラケン

学校は?

三ツ谷

んなもん後でいい!

ドラケン

お、おぅ......

先生

骨折だね、どうしてすぐ来なかったんだい?あと少しでも処置が遅れてたら君の片腕動かなくなっていたかもしれないよ?

ドラケン

少し色々ありました。

ドラケン

すみません

先生

今回は良かったけど、次は早く来てね

ドラケン

はい....

先生

・・・

先生

ねぇ僕

ドラケン

なんですか

先生

言いたくなかったらいいんだけど何から酷いことされてない

先生

親とか学校とかで友だちになにかされてるとか

ドラケン

・・・

三ツ谷

それは

ドラケン

三ツ谷

三ツ谷

ビクッ

先生

ん?

ドラケン

なんでもありません

ドラケン

俺がドジ踏んでやらかしただけです。

ドラケン

親に心配かけたくなくて言えませんでした

ドラケン

次からちゃんといいます

先生

そうかい?

先生

わかったよ

先生

じゃぁ親御さん呼ぼうか

三ツ谷

あ、呼んでおきました

三ツ谷

2時間後に来るそうなので俺付き添います

先生

わかったよ

先生

親御さんが来たら教えておくれ

三ツ谷

はい

ドラケン

・・・なんで嘘ついた

三ツ谷

嘘じゃねぇよ

三ツ谷

親は親でもうちの親だ

ドラケン

なんで俺の親じゃない

三ツ谷

連絡先しらねーし

三ツ谷

まず明らかにヤバいってわかってて病院に連れてこなかったやつを呼びたかねぇな

ドラケン

お前の親来たところでどうするんだよ

三ツ谷

訳は話してあるから大丈夫

先生

あ、いたいた、君、

ドラケン

俺?

先生

違うよもう一人の子

三ツ谷

おれですか?

先生

うん、少し話をしたいんだけどいいかな?

三ツ谷

あ、はい

先生

ありがとう

先生

君は少しここで待っててね

ドラケン

はい

三ツ谷

あの、先生?

三ツ谷

話って?

先生

さっきのお友達、やっぱり何かあるのかい?

三ツ谷

え、どうして?

先生

君も分かると思うけどお友達の子、骨折以外にも結構アザとか怪我だらけだったじゃないかい

先生

子供の君たちが転んだやぶつかった程度のケガとは思わないんだよ

先生

もし何か知っているならやっぱり大人として対応するべきかと思ってね

三ツ谷

・・・

三ツ谷

凄く聞いて欲しいんですが、あくまでダチの俺か言えることは見てきたものだけで、実際堅がどんな目にあって、それをどう思ってるのかはよく分かりません

先生

そうかい、なら話せる範囲でいいよ。

三ツ谷

はい、じつは....

三ツ谷

以上です

先生

わかったよ、話してくれてありがとう

三ツ谷

いえ

先生

さっきのお友達と、できるだけ一緒にいてあげてね、君のことは君の話や彼の様子を見てて少しずつ信頼してきているみたいだから

先生

きっと君に支えられてるところはあると思うよ

三ツ谷

そのつもりです

三ツ谷

話はこれでいいでしょうか

先生

うん、じゃぁ後でね

三ツ谷

はい

ドラケン

おわったか

三ツ谷

おぅ、

三ツ谷

なんかお前のこと大事にして見てあげろって言われたよ

三ツ谷

まぁ元からそのつもりだから余計なお世話って感じだけどな

ドラケン

そぅか

三ツ谷(母)

おまたせ、隆

三ツ谷

あ、お母さん

ドラケン

.....

三ツ谷(母)

あら、貴方がもしかして堅くん?

ドラケン

.....はい

三ツ谷(母)

隆からよくお話は聞いてるわ、今日は仕事も休んで、学校の方にも連絡を入れたから私たちの家でゆっくりするといいわ。

三ツ谷

そうなの!ありがとうお母さん!

三ツ谷(母)

いいのよ

ドラケン

.....俺のためにすみません

三ツ谷(母)

子供はそんなことで謝らないの、もう少しわがままでいなさい

ドラケン

(....さすがだ、前三ツ谷も同じこと言ってた)

三ツ谷

あ!お母さん、先生が来たら教えてって言ってたから先生呼んでくる!

三ツ谷(母)

わかったわ

ドラケン

・・・・

三ツ谷(母)

.....堅くん

ドラケン

ビク!

ドラケン

ど、どうしました

三ツ谷(母)

私は別に、1人家族が増えても何も思わないはよ、

三ツ谷(母)

むしろ、隆の負担を少しでも減らしてくれるなら喜んでよ

ドラケン

....三ツ谷からどこまで聞いてますか?

三ツ谷(母)

多分全部ね、あの子があんなに必死に何かを私に話して願うのなんて、今まで無かったから、真剣に聞いちゃったわ

ドラケン

......余計なことしなくていいのに

三ツ谷(母)

あの子にとっては余計なことじゃないのよ

三ツ谷(母)

さっきも言ったけど、もう少しわがままになりなさい

三ツ谷(母)

私はいつでも歓迎だからあとは堅くんしだいよ

ドラケン

・・・

三ツ谷

お母さん!

先生

あ、ご両親の方ですね

先生

少しお話しても?

三ツ谷(母)

はい

先生

ではこちらに

ドラケン

(わがままに...わがままに....)

ドラケン

(まず、ワガママが何か、よく分かってないんだよな)

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コメント

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んん〜たかちゃんやっさし〜!!!

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