そらを起こすまでまだ時間がある。
ソファに腰をおろし、
なにをしようかなんて考えていると、
えいじ
いつの間に起きてたの。
えいじが眠たそうにつりめの隣に座る。
綺麗に赤く染まっている髪の毛は
所々跳ねていた。
つりめ
たしか、6時くらい。
えいじ
昨日だいぶヤバかったけど、
えいじ
もう大丈夫なの?
つりめ
え、そんなにひどかった?!
えいじ
ひどかったというか…
えいじは肘をついて考えるなり
えいじ
可愛かった、かな。
とつぶやいた。
つりめ
俺なにしたの?!
えいじ
なーいしょ、でも1つ。
つりめの唇に長い人差し指をくっつける。
えいじ
もう俺の前でしか酔ったらダメだから。
二日酔いのせいなのか、
えいじのせいなのか、
つりめは頭がクラクラした。
えいじはメンバーで、幼馴染で、
ましてや男なのに。
どうしてだろう。
好きになってしまいそう。







