夢を追って。

早乙女さんとは他愛もない会話をしても大丈夫 なくらいの距離感になったと思う。

ただ、俺は同時に気づいたことがある。

バイトを始めて一か月が経とうとしていた。

一カ月マネージャーとして3人を見て居たら 変化にも気づけるようになる。

それは、早乙女さんの表情が時々曇ること。

それに、どうしてかは分からないけど、人との間に壁を作っているようにも思える。

楽屋

そう言って2人は楽屋から出ていく。

早乙女さんの方を振り向くと、 スヤスヤと寝る早乙女さんの姿があった。

確かに、今日も一日ハードだったし 眠たくなるよな。

てか、寝顔もきれー。 寝顔はかっこいいというより可愛い感じで いつもとのギャップを感じる。

流石アイドル。 顔が勝ち組だ。

そこには体育祭についての案内が書かれていた。

曜日は日曜日。 スケジュールを確認すると、早乙女さんだけ 空いている。

2人はこの事知ってんのかな？

やっぱ早乙女さんは笑顔が似合うな。

笑顔を少しずつだけど見せてくれていて すごく嬉しい。

ちょっとずつだけど信頼してくれているのかな。

でも、色んな表情の早乙女さんを少しずつだけど しれている気がする。

体育祭ではどんな姿が見られるかな。

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝1000♡