書道物語！-個性豊かな子供達-

(ナレーション)

(希美の心の中)

(佐藤海里の心の中)

もうすぐだな..めっちゃどきどきする.. ダメだ..落ち着け..

でもこれはフラグだった

4日後

ツルっ！

あ！やっべっ！

バタン！

滑った原因鉄パイプが海里の頭めがけて落ちてくる

バゴーン

タッタッ！

1時間後

5時間後

そこにはやつれた希美の姿があった

冗談だと思った。 だって今日は全国大会の2日前という大切な日だから..

希美の目には涙が滲んでいた

先生は泣きながら言葉を詰まらせながら言う

無理にするに決まってるじゃん..だって..まだ諦めたくないもん..

希美..そんなに俺のことを思ってくれるのか..。良い後輩を持ったなぁ.. 考え..改めなきゃな..

30分後

海里先輩..あなたが帰ってくるまで私がみんなを引っ張ります。だから休んで..

2ヶ月後

メンバーが全員揃ったからもう大丈夫だと思った。でもそんな考えは甘かった。

1ヶ月後の桜ヶ丘大会

司会)只今より、桜ヶ丘大会を開幕いたします。

司会)閑唯高校の皆様、準備をお願いします。

俺達は絶対に優勝してやる！ 絶対に！

司会)お待たせいたしました！エントリーナンバー12番！優勝候補！閑唯高校！

それでは演技スタートです！

挨拶とともに作品を作っていく。予定通りの綺麗さ、当たり前のように完璧な作品が出来上がった

....はずだった

作品が完璧に完成したと思っている彼らは知る由もない

司会)只今！作品が出来上がりました！作品はちゃんと立つのか！

しかし作品を立ち上げた瞬間、 多すぎた墨がたれ、 作品が3つに敗れてしまった。

司会)おっと！前代未聞の事態です！作品が敗れてしまった！

順位集計中

司会)只今、集計が完了しました。

ここから解散の危機に向かって行くことになる

桜が丘大会から3ヶ月が経ち閑唯高校は復活の波に

....のっていなかった。

むしろ悪い結果が続いてしまう。

桜が丘大会の2週間後の 西焔大会では10組中9位 その3週間後の 山吹大会予選では50組中40位 だった。

閑唯高校は昔は優勝することは愚か、上位に入ることすらできない高校ではあったがそれは数十年前のことである。

特に海里たちの場合は今が1番強いと言われていた。

しかし、何回も良い結果が出せないため、部員の精神状態は最悪な状態に陥った。

なんでこんなことになったんだろう

心の中で何かが壊れる音がした。

背中を叩く

この会話から4ヶ月後水樹たちが入学してくる。