さんど。
とはいえ、遊園地の中を練り歩く訳にも行かないので、 とりあえず地図を見てみることにした。
ゆん
ゆんちゃんが指を指したのは鉄砲とワゴンが描いてあるマーク。
下には「どき☆どきっ!しゅ〜てぃ〜んぐ!!」と、書かれている。
ほむら
さんど。
るる
さんど。
オタ
さんど。
オタ
さんど。
オタ
さんど。
るる
るる
フォーチュン
るる
フォーチュン
フォーチュン
フォーチュン
しんきゃら
フォーチュン
ほむら
ほむら
ゆん
フォーチュン
フォーチュン
ほむら
ほむら
るる
ゆん
全力で手を振るゆんちゃんを後ろに俺らはシューティングゲームの入口へと足を急がせた。
ほむら
ぜある
フォーチュン
フォーチュン
フォーチュン
ほむら
フォーチュンの言葉をほぼ無視し、シューティングゲームの中に入った。
せかせかとワゴンに乗り込む。 後ろの3人も無事ワゴンに乗ったようだ。
なぞの違和感を感じて、ふと下を見てみた。
さんど。
ほむら
さんど。
ほむら
ずっと下まで暗闇が続いている。
声が反響する。
間違いない。このワゴンとレールの下は奈落だ。
ぜある
ほむら
さんど。
心配して後ろの3人にも声をかける
JACK
さんど。
しんきゃら
よかった、よかったのか?
3人とも気づいていたようなので、座席の近くにある鉄砲を持つ
さんど。
ワゴンが急発進し、周りに的が流れる
ほむら
さんど。
ぜある
的、的、的、装飾、的、的、装飾
とんでもない速さで進むワゴンは止まる気配はない。
シートベルトもしてない。だからいつ落ちるか分からない。
的に当てることに必死になってたら普通に落ちる。
完全に死と隣り合わせだ。
さんど。
ほむら
さんど。
的、的、的、装飾、的、的、装飾
JACK
オタ
しんきゃら
ご存知の上かは知らないが、うちのグループはメンバーの平均年齢は約30歳。 みんな三半規管が弱く、こういうワゴンやとんでもない速さで動く的を見ていたらみんな酔う。
JACK
しんきゃら
ダメだ完全に衰弱している。
前のみんなに任せるか…?、いやあの3人も結構苦労している。 任せるのはなにか罪悪感がある
だったら…。
JACK
オタ
JACK
喋り終わった瞬間に撃った弾が奇跡的に的に当たった。
しんきゃら
JACK
オタ
JACK
近くのパネルには確かに「1P」と書かれている。 オレは…このクソゲーみたいなアトラクションの的を…当てたのか…?!
JACK
しんきゃら
もう何も考えず的に目掛けて弾を当て続ける。
さんど。
ぜある
ほむら
ほむら
ほむらくんが鉄砲を撃ちまくる。 カン、と音が鳴った。
ほむら
ほむら
さんど。
ぜある
ほむら
さんど。
1回当てたことで一気に謎のやる気が湧き上がった。
それからはとりあえず撃ちまくった。
俺は1回も当てられなかったが、ほむらくんは3回くらい当ててた。
ぜあるくんも1回も当てられなかった。というか…当てようとしてなかった。
ほむら
さんど。
ぜある
さんど。
さんど。
…別に大丈夫か、と目を逸らした瞬間、
ドン、というなにかを思いっきり押した音が聞こえた。
ほむら
振り返ったときにはもう遅かった。
ほむらくんはもうワゴンにはいなかった。
さんど。
ぜある
さんど。
ぜある
さんど。
ワゴンが向かう方向から光が見えてくる。 もうゴールだ…。
ゆん
ぴぇこ
さんど。
ぜあるは無視を突き通している。 何も話したくないようだ。
るる
フォーチュン
フォーチュン
フォーチュン
フォーチュン
ぴぇこ
オタ
震えながらぜあるに向かって指をさす。
オタ
しんきゃら
顔を真っ青にして頭を縦に振る。
さんど。
ぜある
さんど。
フォーチュン
フォーチュン
しんきゃら
JACK
しんきゃら
カンキャラ
ぜある
さんど。
るる
るる
ぜある
ぜある
ぜある
ととくさとぜあるはどこかへ行ってしまった。
るる
ゆん
カンキャラ
JACK
JACK
みんなが返した答えはだんまりだった。
ぜある………
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