教室の中、放課後。春飛は一人で机に向かっている。麗空が教室のドアを開け、静かに入ってくる。
麗空
春飛くん、まだ残ってるの?
春飛、少し驚いて顔を上げる。
春飛
えっ、あ、麗空さん…
麗空が教室を歩きながら、彼の方へ近づく。
麗空
お疲れ様、なんでまだ残ってるの?
春飛
あ、僕は…ちょっと課題があって、終わらなかったんです。
麗空
そう…
麗空は少し黙り込むが、春飛をじっと見つめる。
麗空
私は…少し考え事があって、外の空気を吸いたくてね。
春飛
考え事…ですか?
麗空は少し驚いた表情で春飛を見つめる。春飛は真剣な顔をして、静かに彼女を見返す。
麗空
うん、まあ…色々ね。
少し沈黙が流れる。
春飛
無理しすぎないように、気分転換した方がいいですよ。
麗空がその言葉に驚き、ふと立ち止まる。
麗空
ありがとう。
麗空は少し顔を赤らめ、照れくさそうに笑う。春飛はその姿を見つめる。
春飛
あ、じゃあ、気をつけて帰ってくださいね。
麗空は春飛に微笑みかけ、少し足を止める。
麗空
うん、ありがとう。
麗空は一歩を踏み出すと、春飛が先に教室を出る。
麗空は春飛の背中を見送る。その後、少し立ち止まって空を見上げる。






