黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
木兎光太郎
木兎光太郎
黒尾鉄朗
初めて黒尾を見たのは一年の夏の梟谷グループの合宿の時だ。
音駒の真っ赤なジャージの中にあいつを見つけた。
どんな背の高いやつよりも一際目を引く存在だった。
誰よりもスパイクが上手いわけでもない。
それでもつい目を追いかけてしまう。
そんな経験をしたのは初めてだ。
どんなやつなのかと思って俺から話しかけた。
木兎光太郎
木兎光太郎
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
木兎光太郎
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
木兎光太郎
木兎光太郎
黒尾鉄朗
木兎光太郎
最初は誰とも話さないような一匹狼かと思っていた。
でも、学校が都内で梟谷グループにも入っているということで何度も顔を合わせ話しているうちに打ち解けていった。
思っているより気さくで明るく、面倒見のあるやつだった。
自分の気持ちに気づき始めたのは二年の春頃。
三年が引退して新しいチームに慣れてきた頃だった。
音駒高校とに練習試合の時だ。
試合の時に笑っている顔が跳ぶ姿が、すべてが好きになっていることに気づいた。
試合の後自主練をしている間もすげえ楽しくて。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾が口を開いた時はわからなかった。
なにを言われるのか。
これから俺がどうすればいいのか。
黒尾鉄朗
正直、戸惑った。
思ってもいなかった、黒尾も俺のこと好きでいてくれたなんて。
でも、嬉しさと同時に怖くなったんだ。
これから、俺が黒尾のことを幸せにできるかどうか。
今考えてみるとばかみたいだ。
俺のそんなくだらないことだけのために黒尾の気持ちを無下にするなんて。
どうするべきか分からなくて、俺は黒尾を振った。
それから、色々な人にからかわれるようになった。
話によると、烏野のチビちゃんが偶然告白の現場に直撃してそれを話したらしい
正直、からかわれることはいい気がしなかった。
でも、これは黒尾を振った俺の責任だ。
それから、練習の中でも黒尾が俺を避けていくのを感じた。
でもこれは俺の責任だ。
そう思い、自分の中の苦しい気持ちを殺した
それでも、苦しい。
黒尾と話せないことが。
避けられることが。
今更、自分の仕出かした事の重大さに気づいた。
黒尾にもう一度告白しよう
もう俺のことを好きでいてくれなかったとしても
そしたら、セッターくんに呼ばれて今に至る。
木兎光太郎
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
木兎光太郎
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
木兎光太郎
木兎がコート上で見せるあの笑顔で笑う
木兎光太郎
黒尾鉄朗
黒尾が涙を流す
木兎光太郎
木兎光太郎
木兎が黒尾を抱き抱える
木兎光太郎
木兎光太郎
二人から少し離れた場所
孤爪研磨
孤爪研磨
孤爪研磨
孤爪研磨
孤爪研磨
To be continue ...
コメント
1件
研磨、、、切ないなぁ!