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【桃赤】変える、でも変わらない【前編】

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【桃赤】変える、でも変わらない【前編】

1 - 変える、でも変わらない 前編

♥

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2023年03月18日

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注意

irxs nmmn BL 喧嘩ネタ 桃赤 同棲済み

こちらは前編です。

それでは、なんでも平気な方だけ、行ってらっしゃいませ。

りうら〜!

ねぇねぇ、今日一緒に寝ない~?

寝ない

いいじゃんいいじゃん!たまには!

やだ

ないくんのベットシングルでしょ

狭いじゃん。

抱きつけば暖かいし狭くないよ?

なんで抱きつくこと前提で話進めてんの…

ねっほら、一緒に寝ようよ~

だから嫌って言ってるでしょ

だって、恥ずかしすぎてしにそうになるもん。

さっきから抱きつくとか一緒に寝るとか、無理だって。

りうらは俗に言うツンデレだ。

いや、多分ツンツンツンツンツンデレぐらいなんだろうけど。

ないくんのことは大好きだし、ずっと一緒にいたいって思うけど、恥ずかしいから。

大好きだけど、恥ずかしいもん。

えぇ〜…

そんな残念そうな顔したって一緒には寝ないから。はい、おやすみ

じゃあ明日は一緒に寝ようねりうら!

だから嫌だってば!

りうらとないくんはいつもこんなやり取りばっかりしてる。

なんだかんだやっていけていた。はずだった。

珍しく、ないくんが怒った。

ねぇ、聞いてんのって言ってんだけど!!

だからさっきから言ってるじゃん。きこえないの?

じゃあ返事してよ!!

だからしてるってば。

は?少なくとも俺には聞こえなかったけど?

ないくんが聞き取れなかっただけでしょ?

ッ1回スマホ見るのやめてよ、なんでこんな時までずっと触ってるの?

いつも通りでしょ?

別にどうだっていいじゃん。そんなしょうもない事でいちいち怒んないでよ

それなのに俺は対応を変えなかった。

いや、変えられなかった、の方が正しいだろう。

だっていつも大丈夫だったから。

こんなのすぐ仲直り出来るもんだと、そう思ってたから。

もういい。俺まろの所行ってくるから

…あっそ。行ってきたら?

…ッ

だってすぐ戻って来るでしょ。

別に引き留める必要なんてないじゃん。

いつもそうなんだから。

そう思って、出ていくないくんに顔も向けずスマホを弄り続けた。

しかし、帰ってくると信じていた彼は一向に姿を表さない。

もう日は暮れた。そろそろ気温も下がってくる。

こんな時間まで一体何をしているんだ?

彼女家に1人でほっぽいてほかのとこ行ってるとか、りうらじゃなかったら怒ってるよ?

…だから、早く帰ってきてよ。

いつものリビングが、やけに広く見えた。

日は完全に暮れて、月が姿を表した。

彼は帰ってこなかった。

いつも通り2人分の夕飯を作って席に着く。

うわぁ…めっちゃ美味しそう…

いただきまーす!!

んぐ…りうら天才!?これめっちゃ美味いんだけど!!

りうらの手料理ならいつでも食べられる気がする…

ほんまに美味い…幸せ…

…そんなに急がなくても、ご飯は逃げないよ

返答はない。

なんだかご飯を食べる気にもならなかった。

あの時、ちゃんとごめんねって素直になれていたら。

あの時、ちゃんとないくんと話していたら。

あの時、ちゃんとないくんのことを見ていたら。

素直に甘えられない自分も、

彼氏の変化に何一つ気付けない自分も、

こんなことになっても態度を変えられない自分も、

全部全部大っ嫌いだ。

どうして変われないんだろう。 なんでいつもこうなっちゃうかな。

そして、こんなことになっても連絡すら取ろうとしないのも嫌い。

いつも通りしてれば、もしかしたら帰ってくるかもって信じてる自分が嫌い。

ただいま~!!りうらー、何見てるの~?

そう言ってくっ付いてくるないくんの姿はない。

りうら~今日のご飯何~?

そう言って聞いてくるないくんの姿はない。

やったー!りうら大好き!!

そう言って愛を伝えてくれるないくんの姿は、ない。

だって居ないから。

ぽろっ。1粒の涙がこぼれた。

あふれだしたらもう止まらない。 次々と涙はこぼれていく。

止まらない涙。止まらない後悔。

もし俺が、変われたのならば。

今頃、ないくんと話せているのかな。

たまにはと玄関で待ってみたり、でもやっぱりってリビングに行ったり、もう寝ようかと寝室に行ったり、忘れようと自分の部屋に行ったり

色んなところを行ったり来たりして、 結局寝室で寝ることにした。

寝てる間に帰ってこないかな。

いつもふたりで丁度いいぐらいのベットが、急に広く感じる。

すぐ隣にある温もりが、今はない。

…寂しい。

俺が悪かったから、だから、お願いだから、

帰って、きてよ

…ないくん

願いは闇に溶けていった。

目が覚めて、リビングに向かった。

そこにないくんの姿は無かった。

…うそ、

急いで玄関に向かう。

…ない。

…靴、ない

かえって、きて、いない。

急激な不安に襲われる。

また涙が止まらない。

激しい自己嫌悪から思考が止まらない。

苦しくて、上手く息ができない。

助けて

そう思っても

ないくんっ、

そう名前を呼んでも

返事は帰ってこない。

ここには彼は居ない。

ぁぐッ、ひゅ、

俺のせいで。

ひゅ、はっ、、

深呼吸をする。なんとか落ち着かせた。

まだ鼓動は早まったままだ。

スマホの電源を付けてみる。

期待を裏切るようにメッセージは届いてない。

着信もない。音沙汰がない。

まるでメンバーからも見捨てられたようで怖くなる。

そんなんだから誰にも頼れない。言えない。言えない。

こっち側から送ろうとも思ったけどそんなの無理で、電話をかけるなんてそんなこと俺には出来なくて、また苦しくて。

せめてメッセージだけでも送れたらいいのに。なんでそんなことも出来ないの?

そんな暗い思考しか浮かばなくて、また自己嫌悪に陥る。

いやだめ、こんなんで落ち込んでちゃ。ないくんの方が辛いんだから、そう言い聞かせて、俺が出来そうなことをかんがえる。

メッセージは送れない。電話ももちろん出来ない。直接会いになんて行けない。

…手紙なら、かけるかもしれない。

家に便箋はあっただろうか。 あったはずだ。去年のバレンタインで使った。

なら大丈夫。早速書こう、とリビングを後にした。

まだ鼓動は早かった。

……To be continued

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