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チャロ
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友達
如月 遥
今日も、あの子が通りかかった。 あの子が通りかかるたび、胸の鼓動がうるさくなるのは、何故なのか。
木野 明
如月 遥
自分は明るく振舞ってるだけで、昔はあんな子だった。
卒業まで2ヶ月。 まだ桜は咲いていない。
ただ、つまらない授業を受けて、過ごすだけ。
部活をして、下校。
そんな日常だ。
__________あれから2ヶ月
桜は咲き、この生活も今日が最後だ。
如月 遥
木野 明
如月 遥
何を言おうとしたのか、忘れてしまった。
如月 遥
木野 明
如月 遥
本当の気持ちを言えずに、終わってしまった。 好き。の2文字も言えずに。
如月 遥
友達
それから何年経っただろう。 もうとっくに社会人で、仕事に追われている。
友達
メールが来た。
如月 遥
あの子に会えるのなら。
同窓会当日。
如月 遥
友達
思いも言えぬまま、本当の別れが来てしまった。 あの時に戻って運命を変えたい。
帰り道。 ふたつのライトとブレーキ音が近づき、意識は遠のいた。
あの頃に、高校三年生の頃に戻っていた。
コメント
2件
普通に上手い...何でも出来るとか犯罪でしょ(??
うわあ……最初の日常の風景からラストの衝撃まで、一気に持ってかれた。あの時言えなかった「好き」が、そのまま永遠に届かなくなっちゃうの、切なすぎる。明るく振る舞う遥の心の奥にずっとあった想いが、ラストの瞬間に全部溢れた感じがした。1話でこれだけ心揺さぶられるって、この先どうなっちゃうんだろ……でも続き、ちゃんと読みたいです。