甘い蜜

目を開けると、見慣れた天井が見えた。

手探りでスマホを探す。

ガチャッ

バタン

………

話ってこれからのことだよね……

Ωってバレたからもう、ここにはいられないのかな……

でも、Ωって黙ってて活動してた俺が、悪いんだし……

ちゃんと、謝らないと

……でも謝るだけじゃ駄目だよね

………

でも、もうちょっだけ皆といたかったな〜

ーーーーーーーーー

ーーーーー

ーー

コンコン

中からは、ヒョンのいつもの穏やかな声が聞こえる

気持ちを落ち着かせるために深呼吸をしてから入る

怖い

ヒョンの温かいような、呆れられてるような、そんなわからない顔で俺を見る

ため息をつくと、俺を引っ張る

引っ張られて、ヒョンが俺を包む様な体制になる

ヒョンの優しさが伝わって泣きそうになる

何分たっただろうか

先にくちを開いたのはヒョンだった

バタンッ

ジンヒョンの言葉をさえぎって叫んでくる

ホバのめは、涙の膜と、怒りの色でぐちゃぐちゃだ

久しぶりに起こってるホバを見た

何か駄々をこねてるマンネみたい

ホバが、俺に抱きついてくる

そう言って、今度はホバに抱えられる形になる

でも、まだメンバーでいれると、思うと嬉しいな……

メンバー全員にバレるのはまた、別のお話