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椎名 蒼

じゃあ、少しの間…

椎名 蒼

おやすみ

僕はそういい、夜の額に魔力をぶつける

雨音 夜

ぁっ……

そう一言こぼしたあと、夜は目を閉じる

昏睡魔法の1つ。

手のひらに魔力を集めて眠らせたい相手の額に魔力をぶつける

簡単でしょ?

椎名 蒼

さーてと、こんな乱暴な方法で眠らせちゃったからそらるさんには怒られちゃうかな~

本当はお茶に睡眠薬でも混ぜて眠らそうと思ったんだけどね。

勘が鋭そうだから、薬物を入れたお茶も拒むだろうと思い昏睡魔法を使った。

椎名 蒼

無名の魔力の器入れちゃって大丈夫だよね……毒気とかは一切感じないし…

僕は透明な器を手に持ち、そう呟く

一体誰のなんだろうね。

椎名 蒼

失礼しますー…

夜の胸元めがけて手を突っ込む

そして、見事貫通

あ、セクハラとかじゃないから?!

殺したとかじゃないからね?!

これ!霊媒師の仕事の1つ!

神経統一させて、胸元に手を突っ込み、魔力の器を交換する

ちょっと一部分おかしいけどぜんっぜんセクハラとかじゃないから!!

椎名 蒼

女の子にこんなことやるのはちょっと……ね、あとで怒られないかなー…

魔力の器を取り出し、すぐ入れ替える

椎名 蒼

よーし、完了っと、

椎名 蒼

おーきーてー!

そう叫ぶ

雨音 夜

はぇ?

椎名 蒼

あ、手術は無事終了しました。

雨音 夜

え、手術?どこか縫ったりとかは…

椎名 蒼

してないよ。器交換するだけだし、

雨音 夜

じゃあ試しに……

夜はそう言って目をつぶる

…嫌な予感がする

夜の周りはどんどん寒くなっていく

そして、氷の塊が出来てくる

雨音 夜

おっ、できるできる。Souさん、この部屋一帯に結界張ってください

椎名 蒼

え、あ、うん?

なんでだろうという疑問を抱きながら結界を張る

椎名 蒼

で、できたけど…

雨音 夜

アイスっ!

氷の塊は結界に向かって飛んでいき、結界に当たるとパリンっと割れる

雨音 夜

なるほど、

この子もしかして、相当ヤバい子じゃないか…?

そう考えながら結界を解除する

一ノ瀬 彼方

あー、おわったー?

椎名 蒼

いつの間にかに……

雨音 夜

お、一ノ瀬先輩。ちょうどいいところにっ

雨音 夜

絶対零度の魔法くらいますか?

一ノ瀬 彼方

それ分子運動停止してしんじゃう

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