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ふふっ。らいとくんとの秘密かぁ!
なんか嬉しいなぁ!
「ねぇ。みれい?何にやにやしてんの?」
「え!?私にやにやしてた?」
「うん。きもいくらい」
へへ。当たり前じゃん!
「何かあった?」
「ううん?なんでも!だってこれは秘密だから!」
いくらみーちゃんでも言えないもん!
「あぁ、そう。どうしてもってことなら無理して聞かないわ。いつか教えてよね?」
もう。みーちゃんはどこまでも優しいなぁ!
「うん!」
そしてみーちゃんに屋上に連れてかれた
「どうしたの?」
「あのさ、あいつ、裏あると思わない?」
みーちゃん?あいつとは…?
「ほら、あいつよ、らいと」
「あぁ!らいとくん?裏ねぇ。あ、あったり、するのかなぁぁ???」
そう。らいとくんには裏がある。
それは変装してるっていう。変装をとったらとてつもなくイケメンだってこと
「な、ないんじゃない!?」
「でもさ。おかしくない?」
「なにが?」
「だってさ、あんな明るくて学年一モテるかけるくんと、親友なのよ?あれは絶対なんかあるって。」
か、かけるくん?絶対なんかある。と言ってみーちゃんが指さすほうを見ると
かけるくんと思われる人と黒髪らいとくん
「はぁ。ほんとに、近づくのもほどほどにしなね?」
「それはむりだよ!だってすきだもん!」
はぁ。仕方ない子ね。
なんて言ってる。
「あ!そうだ!あんた、あの二人の真実を突き止めてきなさい。」
「え!?意味わかんない」
急に何を言い出すのかと思ったら。
「だから、あの地味男のほんとの正体よ!」
「えぇぇ!?」
「はい、わかったらさっさと行きなさい!」
ほらほら、って背中を押してくる
「わ、わかったよぉ。」
私は渋々2人の元へ行く
壁からひょこっと出てきた私にびっくりしたのか
二人とも驚いた表情でこっちを見てる
「なにしてんの?」
ってらいとくんが聞いてくる
「なにって、みーちゃんにあの二人を調べてきなさーい!って言われたから調べに来たよ!」
「クスッ。それ言ってどうするの?みれいちゃん」
ほへ?この人はたしか、らいとくんの親友さんの
「か、かけるくん?ですか?」
「知っててくれたんだ?うれしいな」
「あ、はい!さっきみーちゃんに聞きましたよ!」
「そっか!君の話はいつも聞いてるよ」
誰に聞いてるんだろう
「どなたにですか?」
「ん?どなたって、らいとしかいないじゃん。いって!?」
なにすんだよ!って言ってるから見てみたら、らいとくんに軽く殴られていた
「余計なこと言うな。あと、こいつは知ってるから」
「え!?なんで!?」
「脚立から落ちてきてそれで、俺が下敷きになって、ウィッグが取れて。ばれた」
「あ、そう。じゃあ、もう、友達!だね!」
へ?
「え?誰がですか?」
「君だよ!みれいちゃん」
「そ、そうですか!らいとくんの親友さんとお友達になれて嬉しいです!」
「ははっ!噂通り、面白い子だね」
「え?私が?面白くないですよ」
「ていうかさ。前から思ってたんだけど、なんで敬語なの?」
そう。私は男の子が苦手で。
「男の子が嫌いなので、私なりの距離の置き方です」
「そうなんだ?じゃあなんでらいとのこと好きなのに敬語なの?」
んー、そう言われてみればそうじゃん
「んー。もう癖がついちゃってるのかな?」
「そうなんだ。俺達には敬語じゃなくていいよ?」
「そ、そんな事言われても、急には出来ません!」
そうだよ!急に出来るわけない
「じゃあ、ゆっくりでいいから。慣れてこ?」
わぁ。優しい人だ!
「はい!」
そんな私とかけるくんの楽しい会話は
らいとくんの一言で最悪な雰囲気に
「はぁ。どうでもいいけど、この事言ったらただじゃ置かないから。」
「は、はひ!」
はひって!?噛んじゃった。
「クスッ」
「…え?」
ら、らいとくんが笑った!
「私、らいとくんが笑ったの初めて見ました!」
「え。あ、あっそ。」
その日から私はらいとくんの笑う表情を、もっと見たい。と思い
今まで以上にらいとくんにアタックした
そんなある日
らいとくんがお熱で学校を休んだ
「みーれいちゃん!」
誰だろう?
「わぁ!らいとくんの親友さんのかけるくんですね!どうしたんですか?」
「かけるでいいよ。あのね。今日らいと、休んでるじゃん?」
「はい」
「それでね?俺、先生にプリント届けてくれって頼まれてね」
「はい」
「俺、今日予定があって、どうしても行けないんだ。」
「はい、それがどうしたんですか?」
「そこで、みれいちゃんに、このプリントを代わりに届けて欲しいんだ!住所はその紙に書いてあるから!」
「はい…って、え!?私がですか!?」
ええぇ!私がらいとくんのお家に!?
「そう。頼れるの、みれいちゃんしかいないんだ。それに、他の人に行かせたら、らいとの秘密がバレちゃうでしょ」
そ、そっか。それなら仕方ない!
「うん。そうだね!私が行くよ!任せて!」
「おう!じゃあ、よろしく!」
「えぇと、らいとくんのお家は、ここら辺、だよね?」
そして、探していると
「な、なにこれ。大きい。」
そう。今私の目の前には、らいとくんが住んでいるマンションと思われるところに来てるんだけど
「大きすぎる。こんな高級そうなマンション初めて見た。」
ら、らいとくんはこんなとこに住んでるのか。
恐る恐る中に入り、らいとくんのお家のインターホンをならす
「ピーンポーン」
『はい。』
「ら、らいとくん!かけるくんの代わりにプリントを届けに来ました!」
『は?みれい、か?』
なんだか具合が悪そう
『はぁ。今開ける』
そして、ガチャっと音を立て、空いたドアの向こうにいたのは
「ら、らいとくん?大丈夫?とっても具合が悪そうだけど。」
壁にもたれかかって頭を抱えているらいとくん
「あぁ。そうだよ。具合悪い。当たり前じゃん」
そ、そうだよね。
「あ、はいこれ!どうぞ!ゼリーとか色々入ってます!あと、プリントも!」
「あぁ。ありがとう。」
「じゃ!私はこれで!」
パシッ
腕を掴まれた
「ら、らいとくん?どうしたの?具合、悪い?」
「はぁ。うん。やばい。」
らいとside
はぁ。頭いてぇ。
起きて熱を測ったら
「39度…やべぇな。」
ピーンポーン
「誰だよこんな時に。」
「はい。」
『ら、らいとくん?かけるくんの代わりにプリント届けに来ました!』
「は?みれい、か?」
なんでみれいが。
かける。あいつ。
「はぁ。今開ける」
ガチャ
「ら、らいとくん?大丈夫?とっても具合が悪そうだけど。」
「あぁ。そうだよ。具合悪い。当たり前じゃん」
まじで、俺は今にも倒れそうだった
それからみれいがなんか喋ってるけど全然頭にはいんねぇ。
「…ゼリーとか色々入ってるから!……」
「あぁ。ありがとう。」
「じゃ!私はこれで!」
は?もう帰るのか?
俺はとっさの判断で腕を掴んでた
「ら、らいとくん?……」
やばい倒れそう
「具合、悪いの?」
「はぁ。うん。やばい。」
それで俺は力が抜けてしまった
「っ!?らいとくん!?」
「あぁ。ごめん。」
「おでこ、とっても熱い!ベット、行こ?」
「あぁ。うん。すまねぇ。」
俺はみれいに寄りかかってベットまで行った
「今、寝れたタオルと氷枕、変えてくる!」
「うん。ありがとう。」
俺は熱を測った
「ピピピッ 39:8」
さっきよりあがってる
「らいとくん!持ってきたよ!頭上げて」
「あ、何度だった?」
「…39:8」
「え!?そんなに熱あるの?大変!おうちの人は?」
「今日は帰ってこない。」
「そうなんだ!じゃあ私が看病してあげる!」
は?こいつ、状況わかってんのか?
「おい、それはだめだ。俺の理性が持つかわかんねぇ。」
それに、熱もあるのに。ほんきで手ぇだしちまうかもしれねぇ。
「大丈夫!ていうかもうお母さんに電話かけちゃってるし!」
「はぁ。で、お母さんはなんて?」
「しょうがないわねって!」
は?どうなってんだこいつの親
3話へ続く