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先生
相道夢花
相道夢花
相道夢花
相道夢花
相道夢花
相道夢花
図書室にただ一人、溜息を吐いている女生徒が一人
『相道夢花』 学年首席の学力を誇る学校一の天才。
ただ、残念なことに生まれつき病弱であり 体育等の運動全般は苦手であった。
どんな天才でも欠点の一つや二つある。 そう思っている。
ただそんな彼女の天才的頭脳は 人を呼び寄せるのではなかった。
反対に
人が離れていった。
ガラッ!
すると急に図書室の扉が勢いよく開く。
予想外のことに彼女は驚き、 図書室の入口の扉へと目をやる。
相道夢花
目をやるとそこには男子生徒がいた。
その顔には接点はないが覚えがあった
???
そう言うと男子生徒は夢花が座っているカウンターテーブルの内側に身を潜めた。
相道夢花
そう戸惑っていると図書室の扉がまた勢いよく音を立てて開く
次入ってきたのは生徒ではなく、 ジャージに身を包んだ生徒指導の先生だった。
先生
間引…?
一瞬頭を傾げた彼女はすぐに思い出した。
間引。この男子生徒の名前だ。
そう聞かれてふと自分の下にいる間引に目をやると、 人差し指を立て、静かにっ!とジェスチャーしていた。
そんな行動にも呆れた夢花は溜息を吐いて 左を指さした。
相道夢花
先生
生徒指導の先生はまた大きな声をあげて グラウンドの方へと走っていった。
相道夢花
先生の声が遠くなったことを確認すると 夢花は下にいる男子生徒に声をかけた
するとカウンターの内側に隠れていた 男子生徒がよいしょっ。と言って カウンターから出てきた。
???
相道夢花
それより早くここを去って欲しい。
図書室は静かにする場所
こんな所までうるさくされちゃたまったもんじゃない。
???
男子生徒はそう言うとさっき夢花が 指した方の窓からグラウンドへと出ていってしまった。
相道夢花
そう思った夢花はまた他人事のように 本を開いて読みに浸っていた。
数分後にグラウンドから 先生の怒鳴り声が聞こえるのはまた先の話