蘭
俺…さ、
◯◯
?うん
蘭
◯◯のこと、好き…
蘭
なんだけど…
そう、蘭はぽつり。と言った。
耳まで赤くして。 女性の経験が豊富そうだったから
私はとても驚いた
◯◯
え
◯◯
蘭が、わ、私の事?
蘭
うん、好きだよ
蘭
俺さ
蘭
今まで女遊び酷かったし
蘭
女癖も悪かったけど、
でも◯◯のこと、なんか
でも◯◯のこと、なんか
蘭
本気で好きになっちゃって…さ
蘭
俺、自分から告白したことないから
蘭
すんごい緊張しちゃってwごめん
◯◯
え!いや!いいよ!嬉しい!
なんだかこちらまで照れくさくなってしまう
蘭
だから、俺と付き合ってくれませんか?
正直、すごく嬉しい
蘭は私の事すんごく心配してくれて なんだかんだ言って すごく優しい
私は…
私の気持ちは…
◯◯
いい、よ?
◯◯
私すんごく嬉しい。
蘭
ほんとに?
◯◯
うん
ギュッ
◯◯
!?
◯◯
どうしたの?蘭
蘭
すごく嬉しくて♡
蘭の緊張感がなくなって、 いつもの感じに戻った
蘭
これからよろしくね♡
◯◯
こちらこそ
蘭
りんどーに言っていい?♡
◯◯
いいよー!
蘭
ありがと♡
蘭
誰にも取られないようにしないと~
蘭
◯◯は可愛いから♡
◯◯
そう…?ありがと!
蘭がスマホを取り出して、 竜胆の連絡先を開く
蘭
~♪
嬉しそうに文字をうっている蘭
しかし、不安な顔に変わる。
蘭
あれ…
◯◯
?どうしたの?
蘭
なんか…
蘭
既読ついたけど、返信こない
◯◯
忙しいんじゃない?また後で返信くるよ!
うーん…と蘭は小さく言うが
蘭
まぁ…そうだよね
すっ
蘭
えっ
私は、 前に私に蘭がしてくれたように、 蘭の頭をそっと撫でた
◯◯
大丈夫だよ
蘭
うん、ありがと
蘭
さすが俺の彼女♡
◯◯
なんか改めて言われると恥ずかしい
蘭
えー?そんなことで照れてんのー?♡
少しニヤニヤしながらこちらを見ている
◯◯
もー!!!
◯◯
やめてよー!
蘭
ごめんごめんw
ガチャ
ドアが開いて、私はドアの方を見る
そこには
竜胆
…
竜胆が立っていた
◯◯
おかえり竜胆
竜胆
なぁ
竜胆
メールで言ってたの、本当か?
私の方をじっと見て聞いてくる竜胆に 蘭が横入りしてこう答えた
蘭
ほんとだよ~?
蘭
兄ちゃんの言葉が信じられないのか?
悲しいな~;
悲しいな~;
少しふざけたように言う蘭に 竜胆はムッとした表情をして
竜胆
そーかよ
◯◯
竜胆?どうしたの?
竜胆
いや
竜胆
俺だって…
竜胆
__
ぼそっと何か言うが、聞こえなかった
◯◯
?
◯◯
もっかい言って?
竜胆
言わねーよw
竜胆
でもおめでとう
◯◯
ありがとう!
竜胆
絶対幸せにしろよ、兄貴
蘭
当たり前だろ♡
竜胆
でも、俺も兄貴と◯◯と同じ部屋に
いるからな!
いるからな!
蘭
はいはいwわかったわかった
蘭
竜胆は俺がいないと寝れないもんね♡
竜胆
そんなんじゃねえよw
蘭
え~?
蘭
違うの~?
竜胆
ちげーよw
さっきまでイラついてた竜胆も いつも通りになってよかった
私はこの時気づかなかった。
竜胆が入ってきた時 開けっ放しにしていたドアの前で
聞いている人がいたことを。
そしてこの先
この生活が崩れることも。







