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注意書き用
不機嫌そうにカゲツを見下ろすロウ。 暇つぶしがてら組み合っていたところ、カゲツが派手に転んでしまったのだ。
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珍しく話を聞いてくれるロウに甘え、カゲツは事の顛末を話し始めた。 目的の人物が褒めてもどれだけ好きと伝えても、自分に自信をもつどころか余計に疑心持っていっていることを。
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ぱっと顔を明るくさせて素直な礼をのべるカゲツに、何も言えなくなり静かに口を閉じたロウ。なにやら色々とおかしくなってしまうような予感がした。
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東西合同任務での振り返りと今後のことについての話し合い、もはや雑談会と化した中、イッテツがそう言って、カゲツを部屋から連れ出した。
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戦闘前のような緊張した、イッテツの真剣な顔。 一体何を話されるのかカゲツまで緊張してしまう。
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イッテツが自分自身を好きにはなれないと、友人からどんなに褒められても好きだと、言われてもできないと。今まさに言われてしまった。
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無力感に襲われて、意図せず声が震えてしまう。 彼にとって迷惑だったのかもしれない、そして自分自身を好きでいることは彼にはこんなにも難しいことなのかと痛感した。
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最後のカゲツの言葉に不思議そうなイッテツだったが、あえて深く突っ込むことはせず、2人は元の部屋へ戻った。
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