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Kn( 開口一番、「夜景デートしませんか?」つって…ばかじゃねぇのか
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悪びれる様子もなく、わざと彼に聞こえるようにそう言った。
ことの始まりは、休日の土曜日。 恋人の加賀美ハヤトから、突然LINEが届いた。
p.m 19 : 00
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p.m 19 : 30
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急に呼び出されたせいで何も準備しておらず、髪と服にあれこれ悩んで、結局かなり時間がかかってしまった。
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一流ホテルの所有地に入れるなんて、本来そう容易いことじゃない。その在り方には素直に敬意を覚える。
名前一つで屋上へ通されたのは初めてで、まるで自分が特別な人間になったかのような錯覚を抱いた。
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屋上のドアを開けた瞬間、 信じられない光景が目の前に広がった。
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柔らかく微笑む加賀美ハヤトの傍ら、巨大なプライベートジェットが耳をつんざく音を響かせている。あまりの非現実さに、軽い目眩を覚えた。
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夜景デートで、なんでプライベートジェットなんだよ。意味がわからない。もう何も分からなかった。……多分、財力の差なんだろう。
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そこまで言われては抗えない。苦笑を浮かべたまま、プライベートジェットへと足を踏み入れた。
プライベートジェットが動き出し、ちょっとだけワクワクしていた。……もう、せっかくだし、この非日常を楽しむことにした。
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そう言うと、加賀美は暖房をつけた。またレディーファーストかよ、と思いながらも、少し嬉しかった。
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向かい合って座る加賀美は、そっと剣持に微笑んだ。
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もじもじと照れる剣持を、少し驚いたように見ていた。
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口にした途端、恥ずかしさがこみ上げる。これは非日常に浮かれているだけだと、自分に言い聞かせた。
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心底愛おしそうに剣持を見つめながら、加賀美は隣の席を軽く叩いた。それが「来て」の合図だと、すぐに分かった。
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剣持は隣に腰を下ろすと、そのまま加賀美の肩に頭を預けた。
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加賀美も、剣持が絶賛していた外の景色に視線を移す。
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窓の外の光景は見事だった。それでも、隣で瞳を輝かせる刀也のほうが、何倍も美しく感じられた。
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加賀美は一切の迷いなく言い切った。その真摯さが、剣持の頬をいっそう熱くした。
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顔を逸らす剣持の顎にそっと手を添え、そのまま唇を重ねた。
仕事の都合、飛行機に乗ることは、これまで幾度となくあった。だがその時は、夜景に心を動かされることなどなかった。それなのに、あなたと共に見る景色は、ひどく美しく感じられた。
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キスで唇を塞がれ、息ができなくなった剣持は、加賀美の胸を軽く叩いた。
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何事もなくこなしていた日常が、あなたの引力に引き寄せられて崩れていく。それでも私は、そのすべてをあなたと共に愛したい。
fin .