~ 𝕒𝕥𝕥𝕖𝕟𝕥𝕚𝕠𝕟 ~ ※ 実際の人物や団体などとは関係ありません ※ フィクションです ※ パクリではありません
【テヒョン】 『 ぱぱいや 』
それでは、いってらっしゃいませ。
(この感じ懐かしい)
私は今、彼氏と別れた。
彼の顔を見ることもなく。
仕事から帰ると、ドアの前に、1つのパパイヤと、手紙が置いてあった。
手紙の内容は、「別れよう。パパイヤ、美味しいからぜひ食べて。」…だそうだ。
元々不思議な人だったけれど、別れる時ですらこれだけ不思議な別れ方をするなんて思ってもいなかった。
なんで急に?なんでパパイヤ?
その疑問を晴らすために、"元彼"に電話をかけた。
「…」
ー [おかけになった電話番号は…]
冷たい女性の声が私の鼓膜に響く。
何度も確認して電話をかけても、何度もあの女性の声を聞いても、私が求めている低くて男らしい声は聞こえなかった。
…音信不通…逃げられた…?
そんな、どこのカップルにもありそうな結末に、悲しいどころか呆れてしまった。
ただ、おかしい所が1つ。
「…ぱぱいや…、?」
声に出してみても、なんでなのかなんてわかるわけもない。
とりあえず、蒸し暑くて仕方が無いので、鍵穴に鍵を挿し、部屋に入る。
部屋着に着替えた。
とりあえず、美味しいと書いてあるので調理することにした。
**
ゴトン、と音を立てながらパパイヤを切る。
ゴトン、ゴトン、ゴトン…
規則正しいリズムで切られるパパイヤ。
切る度に彼との思い出が蘇る。
ゴトン、…公園でピクニックしたなぁ
…ゴトン、…喧嘩もしたなぁ
…ゴトン、…キスも沢山した。
いつの間にか切り終わっていたパパイヤに、涙が1滴落ちていた。
ぽたぽたと水滴の数を増やす。
最近はマンネリ化してたし、話す機会も少なくなってた。
いや、少なくしていたんだ。
彼に依存しないために、彼に寄りかからないために。
仕事も上の立場になってきて、自分のしたいように仕事が出来て楽しくなっていた。
こんな重要な時期に、彼と会って、仕事に集中出来なくなったら?なんてことが脳裏に過り、無理矢理に予定を入れていた。
そんな自分にこれだけ後悔するなんて。
自分のためにしたつもりだったのにな。
**
適当に切って、適当にお皿に乗せれば、らしくはなった。
口に入れれば、…苦味が強かった。
ただ、彼が私に気を使って、彼が私のことを考えて、このパパイヤを用意してくれたんだと考えれば、どんな食べ物も敵わない。
未練タラタラな状態で頂いた人生初めてのパパイヤの味は、凄く苦くて、彼の美味しいがわからなかった。
ねぇ、なんで
あんなに、好きだって、愛してるって、大切にするって、言ってくれたじゃんか。
わからない。
まるで使えなくなったおもちゃように、楽しくなくなったら、飽きたら、捨てちゃうの?
私にはもう飽きたの?
私はもう楽しくないの?
ほんと、自分勝手。
そういう自由な所が、今でも、大好きなんだよ。ばーか。
私の気持ちの中には、パパイヤの様な苦味がじわっと広がった。
◈パパイヤの花言葉◈ 燃える思い___
皆さまこんちわえむです!
さぁさぁお久しぶりでしたね!!(?)
最後無理やり詰め込んだ感が否めませんが…笑
久しぶりということでそこは目をつぶっていただけると…!😌
今作品は、 青柳 様のリクエストを参考に作らせていただきました!
▼ 青柳 様 ▼
それでは、お暇致します。
コメント
10件
お久しぶりです! なんでパパイヤ?って思ったらそゆこと!燃える思い💭してみたいな…((黙れ まぁ、テヒョンだったら未練タラタラでもしかたなし!ww
おひさっさやね🥰 ぱぱいやとか天才か?語彙力とセンスの塊で羨ましいわ♡♡
うわああああ!!!リクエスト答えて下さりありがとうございます!!!!🙈🤍🤍😭 パパイヤを題材にするなんてセンスあり過ぎです😔