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主
主
主
主
主
主
『あなた達、どちらか一方は 氷室家時期当主になるのよ』
それが昔の母の口癖だった
でも、今は違う
母
母
母
雫
母
バシッ!
雫
母
父が急に病死してから 母は焦るようになった
氷室家は母の家系
早く若い当主を 立てなければならないのに
肝心の時期当主候補で兄である 葵兄さまは外国へ逃亡
残った娘は未だ中学生
焦るのも無理はない‥と思う
でも
女子生徒
女子生徒
女子生徒
女子生徒
雫
1位には『氷室雫』の文字
別に嬉しくもなんともなかった
だって
母
母
母
母
雫
満点以外は認められないから
誰も褒めてくれないから
例え1位でも、まったく嬉しくない
雫
女子生徒
女子生徒
雫
三ツ谷
雫
三ツ谷
雫
三ツ谷
雫
マイキー
三ツ谷
三ツ谷
雫
その時、私の心臓は 大きくに存在を主張した
雫
『ドキドキ』なんて 表現じゃ足りないほどに
心臓はうるさく、 大きく鳴っていた
顔が熱くて、
あのニッとした笑顔が 頭にこびりついて
胸がきゅぅぅっと 苦しくなって
あの人が頭から離れなくなった
雫
雫
蒸し暑い、夏の日のことだった