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名内緋彦
それで～あーなったやねん。
悪山亜久
ほう。
名内緋彦
…
名内緋彦
ん。
悪山亜久
？なんじゃ？
名内緋彦
ほら、あそこに女の子おるで。
女の子
うわーん！！
悪山亜久
本当じゃな。
名内緋彦
嬢ちゃん、何があったん。
女の子
ママが、いないの…
名内緋彦
おかんを探してるんか？
女の子
おかん…？
悪山亜久
あ、お母さんってことじゃぞ。
女の子
そうなの？
悪山亜久
おん。
名内緋彦
改めて聞くで？
名内緋彦
おかんを探してるんか？
女の子
うん、お母さんを探してるの…
女の子
一緒に歩いていたらね、いないの…
名内緋彦
一緒に歩いてたら…か。
悪山亜久
なんでじゃろな…
名内緋彦
まあ、ここは、人混みがあるし、
名内緋彦
仕方のないことやな、
悪山亜久
…そうじゃな。
名内緋彦
嬢ちゃん、兄ちゃん達が、おかんを探したる。
女の子
ほんと！？
悪山亜久
は？待て、俺は探偵じゃない（
名内緋彦
助手をやり給え。
悪山亜久
…
名内緋彦
んじゃ、嬢ちゃんも、探偵ちゃんについてくるか？
女の子
うん！
名内緋彦
ええ子やなぁ、この子。
悪山亜久
キモっ
名内緋彦
あ？
悪山亜久
すみませんでした。
名内緋彦
んじゃ、探そうか。
女の子
うん！
女の子
…？
名内緋彦
？
名内緋彦
どないしたん？
女の子
あ！ママだー！
名内緋彦
お。
女の子
ママー！！
名内緋彦
これで、手間はなくなったな。
悪山亜久
面倒くさかっただけなんじゃな…
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