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りうら
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りうらはいれいすが大好き
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りうらに希望をみせてくれたグループだから
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最初は怖かった
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りうらが1番年下で
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編集とかもそんなに出来なくて
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りうらって器用じゃないから
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勉強と両立出来るかも
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メンバーに迷惑をかけないかも
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だけど
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そんな事も忘れれる位に
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LIVEは楽しかった
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りうらはこのグループに人生を掛けようと思った
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なのに…
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いれいす内で裏切り者が出た
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信じたくなかった
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皆、同じ気持ちだと思っていたから
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…
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兄貴が裏切ったのは自分だと言った時
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何も考えられなくなった
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…帰る
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それだけを伝えてあの場から逃げた
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怖かった…いれいすが無くなるのが
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信じてた人に裏切られるのが
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泣いてる内に寝てしまったのだろう
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ない君から一通の通知が来た
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辛いだろうけど、まろの動画みて
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そんな内容だった
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なんだろう…
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…えｯ
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そこにはまろが裏切り者で
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いれいすを脱退する
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そんな内容が告げられていた
初兎
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就職場所が決まってすぐ
🐰
ないこ という人からDMが来た
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一緒にグループ組みませんか?
🐰
そんな内容だった
🐰
勿論、最初は断った
🐰
そんな生活が安定しない仕事
🐰
家族もいる僕には出来るわけがなかった
🐰
だけど ないこ という人は何度も何度も勧めてきた
🐰
このままじゃ仕事にも支障がでる
🐰
そう思った僕は仕方なく、話だけでも聞いてみよう
🐰
そう思って活動内容を聞いてみた
🐰
しっかりしていた
🐰
目標も明確に決まっていて
🐰
ここのグループなら信用出来るのではないか
🐰
たった1回会議で人を簡単には信じれない僕でさえ
🐰
そう思えた
🐰
此処で入らなかったら後悔する
🐰
家族とも、友達とも何度も何度も話した結果
🐰
いれいすに入る事を決めた。
🐰
幸いの事にいれいすは人気になった
🐰
メンバーも優しくて
🐰
このメンバーで武道館へ行く
🐰
大好きなリスナーを連れて行ける
🐰
そう思ってたのに…
🐰
悠くんが裏切り者だと知った
🐰
…
🐰
信じられなかった
🐰
悠くんの事は1番、信用してたし
🐰
そんな事をする人ではないとわかってたから
🐰
僅かな望みを掛けて放った言葉は
🐰
悠くん…信じとるで
🐰
家に帰るとないちゃんから連絡があった
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辛いだろうけど…まろの動画みてくれない？
🐰
最初はまろちゃんの脱退だと思った。
🐰
まろちゃんは僕以上に悠くんが好きだったから
🐰
…
🐰
内容は違った
🐰
いや、脱退は合っているが悠くんが原因ではなかった
🐰
まろちゃんが裏切り者…
ないこ
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俺はほんの2年前までただの社畜だった
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流行りの病で仕事が少なくなった時、ふと歌い手グループを作りたいと思った
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最初は軽い気持ちだった
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だけど、本気のメンバーを裏切るような気がして
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元生徒会長の経験を活かして
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個性豊かなメンバーをまとめあげた
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リスナーさんや
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他の活動者さんとのコラボも増え
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他のメンバー以上に頑張らなくてはと考えた
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…
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本当は薄々気づいていた
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いれいす内に裏切り者がいるということ
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メンバーしか知らない情報が他に漏れていることもあった
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このままでは行けないと
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これから長い間活動をする上で活動に支障が出ると分かっていたから
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メンバーに聞いてみた
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…
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兄貴が裏切り者だと知った時
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何故か違和感を覚えた
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なのに頭に血が登って
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酷いことを言ってしまった
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まろの配信をみて
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現実を思い知らされた
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…これからどうするべきなんだろうか
悠佑
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まろの事は尊敬していた
💪
完璧なエリートなのに
💪
何の取り柄もない俺を
💪
好きでいてくれた
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いれいすに入ったのもまろが居たから
💪
…
💪
最近、まろの調子が可笑しいとは思っていた
💪
前の様に俺やないこに抱きつかなくなったし
💪
少し距離を置いてる
💪
そんな風にみえた
💪
いれいす内に裏切り者がいると分かった時
💪
全てが繋がった
💪
まろは好きでそんな事をする奴じゃない
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それは俺がどのメンバーよりも分かっていた
💪
…
💪
まろが脱退したらいれいすは潰れてしまう
💪
いれいすは表ではないこがまとめてたけど
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裏で1番、作戦を練っていたのはまろだ
💪
それはメンバー全員が分かっている
💪
…
💪
だから俺はまろを庇った
💪
いれいすが
💪
まろが
💪
リスナーが
💪
大好きだから
💪
…
💪
なんで脱退するんや…
💪
お前は此処に居るべき何よ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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