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ツー、ツーッ
その音がずっとする
ああ、親友が死んでしまった
その親友は私のクラスメイトで
中学時代、一番仲が良かった
いつも死んでしまった親友と隣にいるAちゃんと3人で遊んでいた
Aちゃんは声をあげて泣いている
そりゃそうだろう
仲の良かった人が病気により死んでしまったのだから
でも、
私は泣かなかった
いや、泣けなかった
悲しくもなかった
いや、悲しめなかった
泣けるものなら泣きたい
悲しめるものなら悲しみたい
でも、私にはそんなことは不可能である
感情が無いのだから
Aちゃん
et
私も泣かないと..
そうじゃなきゃ”薄情者”だって思われる
et
私は悲しみの感情が一番無いらしい
“焦り”
この感情が一番大きいらしい
だからすぐに焦って
泣かないとッって思ってしまう
et
et
家ではみんながいるから
明るく振る舞って、心配かけないようにしている
na
rn
na
rn
et
みんなには今日は”遊びに行って来た”
と、伝えた
人が死んだのに明るかったら
引かれると思ったからだ
next..❤︎50