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第1話
あれ、ここは、どこ?
ふと気がつけば、私は1人、暗闇の中を歩いてた。
??
目を凝らすと、闇の中で人影がゆっくりとこちらへ振り返った
瞳が、赤い···!?
逃げようと思うのに、なぜか一歩も足が動かない。
人影は目の前に追り、私に向かって大きな拳を振り上げた
···っ! もう、だめ····!
シャララン···
え···鈴の音?
??
突然現れた見知らぬ男性が、人影の拳を片手で受け止めギリギリと締めあげる。
??
人影は男性の手を振りほどき、勢いのままに振り下ろす。
〇〇
??
人影の攻撃をひらりとかわし、男性が振り返った。
??
···陰陽師?
??
??
??
??
??
〇〇
??
??
??
??
??
再び人影と対峙する男性たちの中、1人がこちらを振り返る。
彼はふっと目元を和らげ、大きな手を差し出した。
??
??
この笑顔、、この手、、
そうだ、みんながいれば、もう大丈夫
腕を伸ばし、大きな手に触れようとして
気がつくと、目の前には見慣れた天井が広がっていた
またあの夢···
幼い頃から何度も繰り返し見ている夢。
私、あの人たちのことをみんなって呼んでた。
うーん···見知った顔はいないはずなのに、どうして夢の中だと会ったことあるように思ったんだろう?
さまよわせた視線に外を向けると、いつもより太陽が高い。
〇〇
慌てて布団から飛び出して
むにっ
むぎ
〇〇
〇〇
むぎ
〇〇
居間へ向かうと、ふいに笑い声が聞こえてきた
??
外のサンルームから? ってことはきっとあの人が来てるんだ!
〇〇
父(竹野内豊)
片寄
〇〇
優しい笑顔で大袈裟に褒めてくださるのは、帝国大学教授で、作家でもある片寄涼太先生。
〇〇
片寄
片寄
父(竹野内豊)
父(竹野内豊)
片寄
片寄
片寄
そう言って、ふっと目元を和らげる。
朝日に照らされ輝くその眼差しは、まるでビー玉のようだ。
父(竹野内豊)
〇〇
片寄
片寄
父(竹野内豊)
父(竹野内豊)
〇〇
〇〇
父(竹野内豊)
父(竹野内豊)
片寄
片寄
〇〇
片寄
父(竹野内豊)
父(竹野内豊)
〇〇
片寄
片寄
父(竹野内豊)
父(竹野内豊)
〇〇
父様は美術商を営んでいて、帝都中にたくさんのお得意様がいる。
〇〇
父(竹野内豊)
父(竹野内豊)
岩田家、ってたしか立派な華族のお家だよね
片寄
父(竹野内豊)
父(竹野内豊)
〇〇
父(竹野内豊)
父(竹野内豊)
〇〇
父(竹野内豊)
〇〇
〇〇
父(竹野内豊)
父(竹野内豊)
そう言って父様が袂(たもと)から取り出したのは、歪(いびつ)な形した小さな布袋。
あ···小さい頃に私が作った手作りのお守り
父様、まだ持っていてくれてたんだなぁ
片寄
片寄
〇〇
そうだ、今日は寝坊したんだった!
〇〇
片寄
父(竹野内豊)
慌てる私を見て、父様は苦笑いでため息をついた