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生まれた時から僕には顔に痣がある
そのせいで周りからは馬鹿にされて 『痣があるから前世は罪人』だとか なんの根拠もないその発言で虐められた。
瀬戸竜 ゆう
でもここで自殺して全てが終わっても 僕が虐められて自殺したと言う事実は 何事も無かったかのように消えてしまう。
瀬戸竜 ゆう
許せるハズがない
僕のプライドがそれを邪魔するんだ。
瀬戸竜 ゆう
虐めて来た奴らを見返したと言う結果を
瀬戸竜 ゆう
勉強でもスポーツでもなんでも良かった
アイツらを後悔させられるのなら 正直なんにでもよかったんだ。
瀬戸竜 ゆう
あの日のネットニュースで目にした 『不良』という言葉に惹かれたから
"喧嘩"で見返せばいいと思った。
瀬戸竜 ゆう
でもそれでいい
それが一番単純だから
瀬戸竜 ゆう
虐めっ子共を見返す為に
後悔させる為に
僕は一番強くなったんだ
MOB１
MOB２
瀬戸竜 ゆう
瀬戸竜 ゆう
喧嘩の練習を初めて ある程度強くなったから 僕は虐めっ子共に仕返しをした。
思った以上に簡単に終わってしまって
何かが物足りなく感じて この心の隙間が中々埋まらなかった。
瀬戸竜 ゆう
こんなに頑張ってアイツらに 仕返しをしたのに その結果は誰にも認められていない。
結局一人になってしまったのが とても息苦しくて辛かった。
瀬戸竜 ゆう
報われない
どうして…
こんなに頑張ってるのに
誰も僕を見てくれないの…？
瀬戸竜 ゆう
あの日以来 僕は一人になってしまった。
瀬戸竜 ゆう
死にたくなるような この地獄の苦しみから抜け出したい
瀬戸竜 ゆう
僕のプライドがそれをも許さないのだ。
こんなに苦しくてどう足掻いても 報われないと言うのに、 今ここで死んで楽になったら 本当になにも報われないじゃないか
瀬戸竜 ゆう
こんなに辛い思いをするくらいなら いっその事ずっと苦しいままでいい…
瀬戸竜 ゆう
それが僕の中で一番楽だから
あれから数ヶ月後
僕は生まれ育った街を出た
瀬戸竜 ゆう
ここは不良で溢れかえってる と聞いた事があるから
僕はそこで不良になってみようと ふとした時に思ったんだ。
なにも報われないのならば いっそこのこグレても構わないだろう
瀬戸竜 ゆう
どうせ僕は一人だから
信じるモノなんてなにもないんだ
瀬戸竜 ゆう
しばらく歩いて分かったのは この町に不良の姿は無く 町の人みんなが平和そうに暮らしてる
たったこれだけだった
瀬戸竜 ゆう
瀬戸竜 ゆう
あ〜ぁ、
瀬戸竜 ゆう
？？？
瀬戸竜 ゆう
MOB１
MOB１
MOB２
瀬戸竜 ゆう
気色悪い…
？？？
？？？
？？？
MOB１
ガシッ
？？？
ポン…
MOB１
雑魚の癖に
自分が強いと勘違いして
瀬戸竜 ゆう
ドガｯ！！！
桜 遥
桜 遥
あれ…桜…、？？
なんだ…一緒に ボコしてたんだ…
ガシッ
桜 遥
桜 遥
桜 遥
桜 遥
桜 遥
瀬戸竜 ゆう
桜 遥
瀬戸竜 ゆう
桜 遥
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