通話を切りベッドに体を沈める
しろせんせー
俺は何言っとんねん…
しろせんせー
(何となくりぃちょと話がしたかっただけなんやけど…)
しろせんせー
って、それも意味わからん
考えまとめるなんて言っちまったしな…
考えまとめるなんて言っちまったしな…
しろせんせー
どないせぇちゅうねん…
しろせんせー
もう訳分からん…
はぁ…と大きな溜息をつき 微睡みに身を任せて眠りにつく
通話の切れたスマホを眺めながらサッと涙を脱ぐう
りぃちょ
どういうこと…?
りぃちょ
(せんせーは、ニキニキがキャメさんとくっ付いても平気ってこと…?)
りぃちょ
てか、俺の事見てくれてるって…
りぃちょ
いやいや、情報多すぎるって!
りぃちょ
(て事は、俺にも可能性があるってこと…だよね…?)
りぃちょ
うわぁ、マジか…!
それだけでも嬉しすぎる!
それだけでも嬉しすぎる!
暴れだしたい衝動を必死に抑え 嬉しさを噛み締め眠りにつく
あの夜中の通話から2日後
キャメロン
今日はニキくんが家に来るんだよね
なんか緊張するなw
なんか緊張するなw
キャメロン
気になるところは掃除したけど…大丈夫だよね?
ピンポーン
キャメロン
あ、来たかな
キャメロン
はーい、どうぞ〜
ガチャっとドアが開けられる
ニキ
お邪魔しまーす
キャメロン
ふふっ
ニキ
なに?
キャメロン
いや、なんかいいなぁって
ニキ
何それw
キャメロン
さ、上がって
ニキ
うん!
ニキ
キャメ〜
キャメロン
ん〜?
ニキ
こっち
グイッと手を引き自分の膝の上に座らせる
キャメロン
ちょっと恥ずかしいんだけどw
ニキ
付き合いはじめたんだからこのくらい良いでしょ〜
キャメロン
別にいいけどさぁ
キャメロン
(俺の方が年上なのに...)
ニキ
今自分の方が年上なのにって思ったでしょ?
キャメロン
うっ...
なんでバレるかな...
なんでバレるかな...
ニキ
そのくらい分かるってw
キャメロン
ね、そっち向いていい?
ニキ
うん、俺も顔みたい
そうして向かい合わせで座り直す
キャメロン
ふふっ
ニキ
へへっ
なんだか照れくさくてお互いに笑みがこぼれる
キャメロン
なんか不思議な感じ...
ニキ
なにが?
キャメロン
ニキくんと同じ時代に生きて、同じ前世の記憶があって、また巡り会って...
ニキ
そう考えると面白いよな
キャメロン
面白い?
ニキ
うん、面白い
だって俺らって前世だろうが今世だろうが惹かれあってたってことでしょ?
だって俺らって前世だろうが今世だろうが惹かれあってたってことでしょ?
ニキ
転生してもお互いのことを好きになるって中々ないと思うから
やっぱり面白い
やっぱり面白い
キャメロン
そうだね
そう考えると面白いかも
そう考えると面白いかも
ニキ
でしょ?w
クスクスっと笑い合う お互い見つめ合うとどちらともなく唇を合わせると チュッと可愛らしい音を立てもう一度見つめ合う
ニキ
(あいつは頑張ってんのかな)
キャメロン
(せんせーはどうするんだろう)
幸せを感じながらお互いに相談しあった相手の その後に思いを馳せる