次の日
三ツ谷
(いよいよ今日は心臓移植の日だ....)
三ツ谷
(楽しみだけど.......)
三ツ谷
(なぜか今日の朝からドラケンを見かけない)
三ツ谷
(いつもなら朝起きると笑顔であいさつしてくれるのに....)
三ツ谷
(先生が来たら聞いてみようかな.....)
ガララララ
先生
三ツ谷さん
先生
起きてますか?
三ツ谷
はい
三ツ谷
起きてます
先生
ではさっそく心臓移植へ移りましょう
三ツ谷
はい
三ツ谷
あ、あの先生
先生
はい。何でしょう?
三ツ谷
ドラケン知りませんか?
三ツ谷
朝起きたら隣にいなくて.....
先生
.............
先生
さぁ?
先生
私も知りませんね
三ツ谷
そうですか.......
手術後
先生
三ツ谷さん
先生
手術は無事成功しました
三ツ谷
はい
三ツ谷
ありがとうございます
三ツ谷
そういえば.......
三ツ谷
ドナーの人って誰なんですか?
先生
あぁね.......
先生
それを言うのを忘れていたな
先生
ドナーの人はね.......
先生
龍宮寺さんだよ
三ツ谷
.......え?
三ツ谷
なん.....で.....
三ツ谷
どら.....けん.....が
先生
三ツ谷さんの体調が急変した日の夜に私のところに話をしに来たんだ
ガララララ
ドラケン
先生
ドラケン
今お時間大丈夫ですか?
先生
あ.......
先生
龍宮寺さん
先生
どうされたんですか?
ドラケン
実は少し話したいことがありまして.......
先生
話したいこと?
ドラケン
はい
ドラケン
俺決めたんです
ドラケン
俺が三ツ谷のドナーになります
先生
え.......?
先生
どうしてだい?
ドラケン
三ツ谷は俺の初めての友達です
ドラケン
俺が暗い時も元気にさせようと一生懸命頑張ってくれました
ドラケン
嫌なことがあるといつも慰めてくれました
ドラケン
こんなことを言うのもどうかと思いますが.......
ドラケン
俺はそんな三ツ谷の所を好きになりました
ドラケン
友達としての好きではありません
ドラケン
恋愛の方の好きです
先生
!
ドラケン
俺は三ツ谷のためなら何だってやりたいです
ドラケン
三ツ谷を"助けたい"
ドラケン
ただその気持ちだけです
ドラケン
だからあの日
ドラケン
三ツ谷の話を聞いて俺は決めました
ドラケン
三ツ谷のドナーになる
ドラケン
そうすれば今までの恩返しや三ツ谷を助けられます
ドラケン
だから決めました
先生
本当にいいのかい?
先生
後で後悔をするかもしれないんだよ
先生
それでも君はいいのかい?
ドラケン
はい
ドラケン
俺は自分の決断に後悔がないように道を歩んでいます
ドラケン
後悔をしようが三ツ谷を助けられるなら俺はそれで満足です
ドラケン
そのくらい三ツ谷を助けたいし幸せにしてあげたいんです
先生
龍宮寺さん.......
先生
わかりました
先生
引き受けましょう
ドラケン
ありがとうございます
ドラケン
後三ツ谷には俺がドナーだということを言わないでください
先生
なんでですか?
ドラケン
それを聞いたら三ツ谷は全力で止めに来ます
ドラケン
そうされると三ツ谷を助けられないので
先生
わかった
先生
約束するよ
ドラケン
ありがとうございます
ドラケン
失礼しました
先生
そんなことがあったんだ
三ツ谷
ドラケン.......
先生
後これを渡しておくよ
そう言われ先生から渡されたものは 一通の手紙だった
三ツ谷
手紙......?
先生
これも龍宮寺さんからだよ
三ツ谷
ドラケンから.....?
先生
まぁ後で読むといいよ
三ツ谷
分かりました
三ツ谷
ありがとうございます
… 𝗍𝗁𝖾 𝖾𝗇𝖽