rnis 戦争パロ
一輪の花。
夕日に照らされてる海はこんなにも きれいなのに
何故人間の心は汚いのだろう
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隣町はもう 焼け野原になったという噂。
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俺が溜息を吐いていると 隣に綺麗な顔立ちで 軍隊の服を着ている青年が居た
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その横顔は何処か寂しそうだった。
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俺が渡したのは 一輪の花。
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そう言うと俺は?さんの 手をぎゅっと握った
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そう言うと青年は 背中を向け歩いていった
青年の背中は大きく 頼もしく見えた。
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俺は家に帰り、 布団に寝転んだ
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俺の心はワクワクしていた
そして迎えた20時
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俺は青年の隣に寝転んで 星を眺めた
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青年が笑った時 俺の胸がドキドキした
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青年は色々話してくれた
兄が戦争で死んだこと
サッカーが好きなこと
軍隊になりたくなかったこと
星が好きなこと
全部、全部… 俺の心の中で広がっていく
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その瞬間、 青年の表情は怖くなり
俺の口を塞いだ
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今から3年前
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se
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se
rn
se
se
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se
se
日本国民の為に今日 死ぬんだ
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兄ちゃんの背中が 遠くなっていく
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一人にしないで!!!
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青年の瞳には 俺が映ってなかった
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青年を失うことが怖い。
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信じて…いいんだよね?
あれ以来青年とは会っていない
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すると奥で 騒ぎ声が聞こえた
人々の期待の声や悲しみの声
戦闘機の音
そして…
「いってきます」という 声
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俺は全力で走った
青年が何も言わずに 飛び立ってしまうのではないかと
怖かった
そこには青年の姿はなかった
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俺はその言葉に意味なんか ないと思ってた
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その言葉を聞いた瞬間
俺の心は壊れた
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明日青年が居なくなってしまう
震えが止まらなかった
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is
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俺は泣きながらその場をあとにしてしまった
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そして翌日
ポストにある手紙が届けられていた
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俺は家から裸足で飛び出した
俺は走った
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俺は手紙を握りしめた
✘さんへ 突然の報告で本当に申し訳ありませんでした。 でも自分は日本国民の為に 死ねるなら光栄です。 兄ちゃんみたいに かっこいい自衛隊には なれなかったけど 頑張ります。 そして 必ず生きて帰ります 約束の印として 一輪の花を贈ります 花言葉は…
愛しています
戦闘機の音がした
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俺は悲しみのあまり 青年に抱き着いた
is
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その顔の青年は 誇らしく優しげな顔だった
is
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そう言うと青年は 俺の額にキスしてきた
俺の顔は真っ赤になった
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そして戦闘機が飛び立ち、 ついに青年の番
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青年は胡蝶蘭と ハナミズキを胸ポケットに入れて 戦闘機に乗った
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rn
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そう言うと青年は 飛んでいった
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俺は涙が止まらなかった
そのばに泣き崩れ 震えた
あれから2年後
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俺は毎日生きた心地がしなかった
そして時は過ぎ 季節は春。
まだ青年は帰ってこない
死んでしまったのだろうか
俺は一人、 桜が散る木の下で目を真っ赤にして 号泣した
俺は顔を上げ目を見開いた
そこには 胸ポケットに少し焦げた ハナミズキと胡蝶蘭を入れた青年が 立っていた
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5年ぶりの再会だった
俺は鼻水と 涙で顔がぐしゃぐしゃだった
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青年は思い出したかのように ポッケから一輪の花を出した
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4月3日
大好きな君が帰ってきた
これからも永遠の愛を誓います
一輪の花で。
~end~
コメント
9件
感動すぎます🥲🥲🥲 たまに敬語がなくる時とかだいすきです、、🥰潔の心情がよく書かれていますね!!🥰🥰
天才やろ!
めっちゃいいお話すぎます…!! 感動しました !!