Fluid
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ポピー
【プレイヤー】
Fluid
思い出せば、あの時はいつも私は私でいられなかった。
ポピーがまだ5歳の時
…私は、私でいることを許されなかった。
私は、自分が女の子だと信じている。
ポラム/ポピー
ポラムの母親
ポラム/ポピー
けど、みんな私を男の子だって言う。
ポラム/ポピー
ポラムの母親
ポラム/ポピー
みんなが言う。私は女の子にはないものがついているって。 どうして?
ポラム/ポピー
幼稚園でも、同じようなことを何度も言われた。
いじめっ子1
いじめっ子2
いじめっ子3
ポラム/ポピー
私にはわからなかった。
どうして自分の体が男の子なのか、
どうして「女の子」だって言ってるのに、 みんなが私を男の子として扱うのか、
私には理解できなかった。
ポピーが10歳の時
私はこの時、LGBTやトランスジェンダーという言葉を知った。
カミングアウトをした。
そして、逃げた。
ポラム/ポピー
ポラムの父親
ポラムの母親
ポラム/ポピー
ポラムの母親
ポラムの父親
ポラム/ポピー
ポラムの母親
ポラムの父親
ポラム/ポピー
ポラム/ポピー
ポラム/ポピー
バチッ
ポラム/ポピー
ポラムの母親
ポラムの父親
ポラム/ポピー
(…そっか、もう無理なんだ。)
私はその時、諦めた。
ポラム/ポピー
バンッ(ドアが開く音)
ポラムの母親
ポラムの父親
私は走った。 遠く、遠くまで走った。
しばらくして
私は闇雲に走った。 その先に、プレイタイム社があった。
ポラム/ポピー
ポラム/ポピー
ポラム/ポピー
私はそう思いながら中に入った。
その後、時が経ち
私は幸せだった。あの家にいるよりもずっとよかった。
私のことをちゃんと女の子として扱ってくれた。
周りの子供達も、私と仲良くしてくれた。
ある日、歳上の子にこんなことを聞かれた。
子供1
ポラム/ポピー
ポラム/ポピー
子供1
ポラム/ポピー
やっと言えた、私の本当の名前。 私は本当に嬉しかった。
本当に女の子になれると思った。
そして
私はこの時まで知らなかったの。
ここが実験場だということを。
あの時は本当に苦しかった。
ポラム/ポピー
研究員1
研究員2
ポラム/ポピー
研究員3
ポラム/ポピー
研究員1
ポラム/ポピー
とにかく怖かった。 何が起こるのか、何をされるのか、とにかく怖かった。
目が覚めた。 体が縮んだような気がする。
研究員1
研究員2
私は鏡を見せられた。
ポピー
嬉しいような、けどすごくショックなような、 複雑な感情が頭の中に渦巻いた。
それと同時に、すごく怖くなった。
これから、どれくらいの子供達が こんな実験の被害に遭うのだろうと。
それを考えると、怖さと怒りで体が震えた。
Fluid
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Fluid
Fluid
ポピー
Fluid
Fluid
Fluid
Fluid
ばいちゃ!
コメントをくださる方へ: コメント本当にありがとうございます!本当に嬉しいです。 …悲しいことに、僕はブラウザ上でテラーをやっているので、 コメントが読める文字数に限界があったりしますし、、 さらには3件までしかコメントを見れません…(泣) それに、僕からはコメントができないので返信も非常に困難です… けど、本当にありがとうございます! これからもよろしくお願いします!
コメント
2件
お久しぶりです〜 テストが終わり、作品のクオリティが落ちてなくてホッとしました~ (ちょうど自分は文芸部でイミフな小説書いてしまって後悔)