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あの夏が飽和する。

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あの夏が飽和する。

1 - あの夏が飽和する。

♥

102

2022年11月04日

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○○

ねぇ、みんな

氷鷹北斗

どうした?

明星スバル

なになに〜?

○○

私の昔の話、聞いてくれない?

遊木真

今時間あいてるし、いいよ。

衣更真緒

俺も何もないから

衣更真緒

聞くよ。

○○

ありがとう

○○

「昨日人を〇ろしたんだ」

○○

あの子はそう言っていた

氷鷹北斗

突然だな

○○

梅雨時ずぶ濡れのまんま、

○○

部屋の前で泣いていた。

明星スバル

それって廊下びちゃびちゃにならない?

○○

夏が始まったばかりというのに、

○○

あの子はひどく震えていた。

遊木真

人を〇ろしちゃったら震えちゃうと思うよ…

○○

そんな話で始まる、

○○

あの夏の日の記憶だ。

衣更真緒

あれ、今秋だよな?

氷鷹北斗

秋だな

明星スバル

秋だけど夏の話みたいだよ!!

遊木真

季節の流れってはやいよね。

○○

「〇ろしたのは隣の席の、いつも虐めてくるアイツ。

○○

もう嫌になって、肩を突き飛ばして、

○○

打ち所が悪かったんだ。」

氷鷹北斗

いじめは良くないが〇ろすのも良くないな

○○

「もうここには居られないと思うし、

○○

どっか遠いとこで〇んでくるよ」

明星スバル

絶対ダメ!!

○○

そんな君に僕は言った。

○○

「それじゃ僕も連れてって」

遊木真

何言ってるの!?

○○

財布を持って、

○○

ナイフを持って、

○○

携帯ゲームもカバンに詰めて、

○○

いらないものは

○○

全部

○○

壊していこう。

衣更真緒

壊すなよ…。

○○

あの写真も、

○○

あの日記も、

○○

今となっちゃもういらないさ。

氷鷹北斗

写真も日記も大切な物だろう

○○

人〇しと

○○

ダメ人間の

○○

君と僕の

○○

旅だ。

明星スバル

なんかその旅、全然楽しそうじゃない

○○

そして僕らは逃げ出した。

○○

この狭い狭いこの世界から。

遊木真

世界というか街からってこと?

○○

家族もクラスの奴らも

○○

何もかも全部捨てて

○○

あの子と二人で。

衣更真緒

その行動凄いな!!

○○

遠い遠い誰もいない場所で

○○

二人で〇のうよ。

氷鷹北斗

ダメだ。俺が許さない。

○○

もうこの世界に価値などないよ。

○○

人〇しなんてそこら中湧いてるじゃんか。

衣更真緒

なんかめっちゃ正論だな。

○○

君は何も悪くないよ。

○○

君は何も悪くないよ。

遊木真

そうだよ。〇〇ちゃんは悪くない。

明星スバル

ウッキ〜の言う通り!!

○○

結局僕ら

○○

誰にも愛されたことなどなかったんだ。

氷鷹北斗

そうなのか?

衣更真緒

初耳だぞ!?

○○

そんな嫌な共通点で

○○

僕らは簡単に信じあってきた。

遊木真

そんな共通点が……

○○

あの子の手を握った時、

○○

微かな震えも既に無くなっていて

○○

誰にも縛られないで

○○

二人線路の上を歩いた。

明星スバル

危ないよ〜!!

○○

金を盗んで、

○○

二人で逃げて、

○○

どこにも行ける気がしたんだ。

氷鷹北斗

それは犯罪者じゃないか?

○○

今更怖いものは

○○

僕らにはなかったんだ。

衣更真緒

そんなことしてたら無くなるだろうな

○○

額の汗も、

○○

落ちたメガネも

○○

「今となっちゃどうでもいいさ。

○○

あぶれ者の小さな

○○

逃避行の

○○

旅だ。」

遊木真

メガネは大切だよ

○○

いつか夢見た優しくて、

○○

誰にも好かれる主人公なら

○○

汚くなった僕たちも見捨てずに

○○

ちゃんと救ってくれるのかな?

明星スバル

俺なら絶対に助ける!!

○○

「そんな夢なら捨てたよ、

○○

だって現実を見ろよ。

○○

シアワセの

○○

四文字なんてなかった、

○○

今までの人生で思い知ったじゃないか。」

氷鷹北斗

そんなに苦しい思いをしていたんだな。

○○

「自分は何も悪くねえと

○○

誰もがきっと思ってる」

衣更真緒

思ってるな。実際俺もたまに思うし

明星スバル

俺もある!!

○○

あてもなく彷徨う蝉の群れに、

○○

水も無くなり揺れ出す視界に、

氷鷹北斗

水分不足は良くないぞ。おばあちゃんがよく言っていた。

○○

迫り狂う鬼たちの怒号に、

衣更真緒

それは人か!?人なのか!?

○○

バカみたいにはしゃぎあい

○○

ふとあの子はナイフを取った。

遊木真

えぇ!?

○○

「君が今まで傍にいたからここまでこれたんだ。

○○

だからもういいよ。

○○

もういいよ」

明星スバル

なんか嫌な予感がする…

○○

「〇ぬのは私一人でいいよ」

氷鷹北斗

……そうか、

○○

そしてあの子は首を切った。

○○

まるで何かの映画のワンシーンだ。

衣更真緒

近くで見たらそう見えるかもしれないな

○○

白昼夢を見ている気がした。

○○

気づけば僕は捕まって。

明星スバル

え、〇〇って逮捕履歴あったの?

○○

あの子がどこにも見つからなくって。

○○

あの子だけがどこにもいなくって。

遊木真

うん。

○○

そして時は過ぎていった。

○○

ただ暑い暑い日が過ぎてった。

氷鷹北斗

今年は暑かったな

○○

家族も

○○

クラスの奴らもいるのに

○○

なぜかあの子だけはどこにもいない。

衣更真緒

もう〇んじゃったんだもんな。

○○

あの夏の日を思い出す。

○○

僕は今の今でも

○○

歌ってる。

氷鷹北斗

休憩時間の時、よく歌っているな。

○○

君をずっと探しているんだ。

○○

君に言いたいことがあるんだ。

明星スバル

今言ってもいいよ。

○○

九月の終わりにくしゃみして

○○

六月の匂いを繰り返す。

○○

君の笑顔は

○○

君の無邪気さは

○○

頭の中を飽和している。

衣更真緒

あぁ。

○○

誰も何も悪くないよ。

○○

君は何も悪くないから

○○

もういいよ。

○○

投げ出してしまおう。

○○

そう言って欲しかったのだろう?

○○

なぁ…?

遊木真

辛い思いをしたんだね。

明星スバル

聞かせてくれてありがとう😊

衣更真緒

だから夏になると悲しそうな顔をするんだな。

氷鷹北斗

よく頑張ったな。、

○○

みんな……

○○

ありがとう!!

氷鷹北斗

だが、水分不足は良くないぞ。

○○

それ引きずんないでよ

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コメント

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あの名前のない怪物と言う曲と、 きみだけは。と言う曲を五奇人でお願いします

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