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1番好きな色はピンク。

昔からずっと変わってない

ピンクは、

ハルの色だから。

やってしまった。

目の前に横たわる血だらけの男と自分の手の中にあるものを見比べる

記憶は無いけど私がやったに違いなかった

春菜

どうしよ、

春菜

かくす、?

いつか見た刑事ドラマに出てくる犯人達を思い浮かべる

みんな死体を隠していた

少しは捕まる可能性が下がるから。

どれも最後には捕まってしまうのだけれど。

しかし女の私が大の男を運ぶ、なんて無理だった

協力者が必要だなー

 

さっきよりもずっと冷静になっている自分が少し恐ろしかった

とりあえず頼れる人を電話帳の中から探す

春菜

くみ、

小学校からの大親友

春菜

だめ、巻き込めない

 

春菜

ゆいは、

同期の中で一番仲がいい子

春菜

だめ。

春菜

さら

ゆいのお友達

春菜

なな先輩

これもだめ

春菜

たくやくん

これも

春菜

りょうすけくん

これもだめ

春菜

たいちくん

だめ

誰も頼れなかった

人殺しの共犯なんて恐ろしいことに誰も巻き込めなくて

誰も信用出来なかった

春菜

ラスト、

春菜

これ、誰だっけ

とだけ書かれた連絡先があった

そこをまたタップしてみると

緊急連絡用

とだけ書かれている

誰だかは分からない

でも緊急用なら。

ワンコール

ツーコール

もう少しだけ待って出なかったら諦めて自首しよう、

もうすこしだけ、

まってから

あ?

どうした

すごく聞き覚えのある声だった

数年前に消息を絶ったハルの声

聞き間違えるはずがない

大好きな声

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