奏海
奏海
奏海
奏太
奏海
奏太
奏海
奏海
奏太
奏海
奏太
奏太
奏海
奏太
奏太
奏海
私と奏太はほぼ、二人ぐらしだった
別に、親が死んだ訳でもないし、逃げられた訳でもない
ただ、仕事が多いだけ。
だから、ほとんどは奏太と私の2人だけ。
それでも奏太は、文句1つ言わなかった。
それどころか、家事も料理も頼まなくたって自分で進んでやってくれる
これでもまだ、小4なのに
奏海
奏海
奏海
奏太
奏海
奏太
奏海
奏太
奏海
奏太
奏太
奏海
奏海
奏海
奏太
奏海
奏太
ここから、奏太目線
最近、姉ちゃんの様子がおかしい
いつもは時間ぴったりに起きる姉ちゃんが、朝早かったり、
寝ている間にうなされていたり
それに、今日のだって、学校が大好きな姉ちゃんが学校をサボるはずがない
姉ちゃんは、きっとなにか隠してる
俺は、姉ちゃんが大事だし、大好きだから、姉ちゃんには、笑っていて欲しいだけなんだ
奏太
姉ちゃんのバックを片ずけようとした時、バックから何かが落ちた
奏太
ダメなことだと分かってたけど、めくらずには居られなかった
奏太
○月〇日 今日も玲くんの夢を見た。 早く、助けに行ってあげないと
奏太
〇月〇日 また、夢を見た。 最近よく、眠れない そして、背中の痛みはおさまらない
奏太
奏太
奏太
奏太
奏太
奏太
〇月〇日 今日は学校をサボってしまったけど、あの場所へ行けた。 玲くんの記憶を知った。 今度こそ、助けるから
奏太
奏海目線に戻ります
奏海
奏海
奏海
奏海
鏡を見ると、私の背中にはくっきりと紋章が。
日に日に痛みは増すばかり。 冷やしたり、薬を塗ったりしても、なんの意味もない
奏海
奏海
奏海
玲くんは、今何をしているだろう。不意にそんなことを考える
それにしても疑問だ。
なんで、私は玲くんにお姉ちゃんと呼ばれるのだろう?
玲くんは、水翔と陽一の弟であって私の弟じゃない。
しかも今日は、お姉ちゃんではなくお兄ちゃんとよんでいた
もう、頭が追いつかなくなってくる。
玲くんが、私をあの時助けてくれたんなら、私が玲くんを助けないと
あの場所へ行って、玲くんを助けられるのは、私だけだから
奏海
いつもは、おかえりなどと声をかけてくれる奏太が妙に静かだ
奏海
奏太
奏太
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