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母
その一言で我に返った
そして、俺の中で何かが、ぷつ、と切れた
湊
湊
湊
俺は棚の中に隠しておいた貯金とスマホを持ち、勢いよく家を飛び出した
行き場も無かったので、浜辺に向かった
湊
さっきから、何回溜息を吐いただろうか
先程殴られた頬を海風に撫でられる
湊
三角座りに顔を埋めてまた溜息を吐く
暫くそうしていると、冷静さが戻ってきた
湊
お母さんを1人にしてしまった
湊
湊
湊
ずっと、お母さんの味方でいるつもりだった
湊
耐えきれなかった
ふと、頬が濡れている事に気が付いた
湊
湊
ずびっ
数十分後
???
???
どのぐらいそうしていたのか分からない
その一声で目が覚めた
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