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サツキ

能力…?

能力とはなんなのだろうか…あったとしても私にそれらしき力は無い。

学園長

あぁ…いえ、なんでもないです

学園長

御二方、この子に能力の話はしたのですか?

ツバネ

いえ、まだしてませんよ

学園長

そうですか、では説明いたしましょう

学園長

能力はこの世界に生きる者が1つずつ持っている力です

力…?私はこの世界に生まれたわけでもないのに…

学園長

そうです。貴方はここの住民でもないのに何故…

アカネ

そうよ、この子は人間。ストロイゼリアではないわ

サツキ

ストロイゼリア…?

アカネ

あー…なんというのかしら…?貴方の世界で言う人間?

学園長

ざっとそんなところですね

学園長

ですが人と違うのは「種族」があることです

種族…私の世界で言う人や犬…みたいな?

学園長

そうです。貴方の世界で言う人や犬ですね

学園長

この世界では基本、家畜以外は言葉や行動が共通しています

サツキ

なるほど…って、なんで私の心が読めるんです…?

学園長

これも私の能力によって手にした力ですよ

学園長

私の能力は「知己朋友」でございます。

サツキ

ちき…ほーゆー…?

学園長

あれ、これ人間界の四字熟語ですよ?

サツキ

え…あ、学力が足りない…かも…

ツバネ

知己朋友っていうのはな

ツバネ

自分のことをよく知ってくれている友、って意味だ

サツキ

なんでそれで私の心が…

学園長

私の能力は"私の事"ではなく"相手の事"がわかるのです

学園長

つまり、ある程度なら心情も読みとけますし、

学園長

個人情報だって人目見ればわかるのです

サツキ

へぇ、すごい…

サツキ

となると、ツバネさんの能力は瞬間移動…?

ツバネ

おぉ、そうそう

サツキ

アカネさんは…

アカネ

んー、私は内緒よ、内緒

んん…気になる…

学園長

ふふっ…まぁ、学校案内しますよ

学園長

この時間帯だと生徒達は学校へ来てませんしね

サツキ

来てない…?こんな時間なのに…

人間界で私がここへ来たのが9時程なのに…時間のながれが違う…?

学園長

そうですね、実はこんなに明るいけれどこれは全て魔力なのですよ

サツキ

あ…心…

学園長

おや、すみません…つい

学園長

ツバネさんとアカネさんは客室でお待ちしといてくださいね

ツバネ

わかりました。サツキをお願いします

アカネ

そんな親みたいな…サツキちゃんもこんなのが親じゃ嫌でしょ…

ツバネ

おいうるせーぞ?

アカネ

はいすみませーん

学園長

では、行きましょうサツキさん

まるで紳士のような振る舞いだった

というか…紳士である

そして1番先に向かった先は…

サツキ

職員室ですか…

外見はファンタジーって感じなのに…内見は人間界と同じようなものだ

学園長

えぇ、まずは先生に慣れないと行けませんよ

ハル

あら、学園長。

ハル

そちらのお嬢さんは?

とても綺麗な女性が話しかけてきた。

顔立ちがよく…なんだか、なにを考えているのか分からない

学園長

あぁ、ハル先生

学園長

こちらの子は転校生です

ハル

あら…例の転校生ですか

喜怒哀楽があまりない様子…

ハル

初めましてお嬢さん、お名前は?

サツキ

えぇっと…サツキです…

ハル

ふふっ…サツキさん、いいお名前ね

ハル

私はハル。魔法史の担当をしているのよ。

ハル

大変なこともあるだろうけど…その時は気軽に話しかけて頂戴?

サツキ

ありがとうございます…!

海人

おや…?先生方、その方は?

教師…?少し背が低い…が、教師には変わりないのだろう…?

どのくらいだろう…153くらい…?

学園長

この子はサツキさん。待ちに待った転校生ですよ!

サツキ

さ、サツキです…!

海人

サツキさん、初めまして

海人

私は青野海人と申します。

海人

…ところで、さっきから私の全身を見てなにか…?

サツキ

あ…いえ…ただ…

こんな所で身長が、なんて言ったら殴られるだろうか…

海人

いいですよ言っても…身長のことでも…

サツキ

えっ…なんでわかったんです?

海人

そりゃ検討つくでしょう…?

海人

ちなみに身長は151ですよ…

結構小さかった…

ハル

青野先生、これから伸びますって

サツキ

そ、そうですよ!!伸びますよ…

海人

フォローありがとうございます…

学園長

ふふっ…頑張って伸ばしてくださいね

学園長

次に行こうと思いましたが…もう時間のようですね

海人

おや、もうそんな時間…

どうやら生徒たちが登校してくるようだ…

学園長

ごめんなさいねサツキさん…

学園長

もっとまわれると思ったのですが時間が少なく…

サツキ

いえいえ…えぇっと…私って今日学校に残るんです…?

学園長

そうですね…まずは見学と行きましょう。

と、職員室から出ようとする直前…

教師

先生方…!!今すぐ校庭へ来てください…!

ハル

どうしたんです?そんなに慌てて。

教師

そ、外に…!

外に精霊軍が集まっています…!

〜教えてください教師様!!〜

学園長

どうも、学園長の春浪でございます。

学園長

突然でてきた精霊軍…あれは一体なんなのでしょうかね

学園長

まぁ…要するにこの世界にいる魔王の手下ですね

学園長

本当は正式な名前があるんでしょうけど…

学園長

自然とかなんか色々使ってくるので精霊軍と我々は呼んでます

学園長

たまにお花みたいな見た目の子とか…水操る人とか…

学園長

馬鹿馬鹿しいですけど結構強いんですよ

学園長

魔王の手下も伊達じゃないってほどにですね

学園長

あ…たまに幽霊とかもいるんですよね…

学園長

人を驚かせるようなのもいれば刺してくるのも…

学園長

もしかしたら貴方の後ろにも…

学園長

ふふ…なんちゃってです

学園長

学園長ジョークですよ

学園長

それではまた次回お会いしましょう

迷い込んだチキュウとボクたち

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