伊東 玲
あっ!さっそく一匹ゲット!
佐藤 昇太
ん?それは、バッタか?
伊東 玲
うん!昆虫食の中でもバッタはポピュラーな食材だから、昇太でもパクパク食べれると思う。
佐藤 昇太
もう俺が食うこと確定してるのかよ・・・。
伊東 玲
自分で食べるのが億劫なら、
私があーんってしてあげるけど?
私があーんってしてあげるけど?
佐藤 昇太
なっ・・・(照)
伊東 玲
あっそうだ。
カメラで撮っておかないと。
カメラで撮っておかないと。
佐藤 昇太
スマホのカメラで撮って、
後で編集する感じなのか?
後で編集する感じなのか?
伊東 玲
うん。
虫を捕まえた場面と調理してるところと実際に食べるところを撮影して、編集で映像を繋げて完成。
虫を捕まえた場面と調理してるところと実際に食べるところを撮影して、編集で映像を繋げて完成。
伊東 玲
動画に字幕は付けてないけど、
いらない場面を切り取ったりしないといけないから、1本作るのに、だいたい2時間くらいはかかるかな。
いらない場面を切り取ったりしないといけないから、1本作るのに、だいたい2時間くらいはかかるかな。
佐藤 昇太
なるほど。
動画一本作るにしても、
結構手間がかかるんだな。
動画一本作るにしても、
結構手間がかかるんだな。
伊東 玲
うん。だから、昇太がいてくれて
すごく助かる。
一人より二人の方が虫を早く捕まえられるし、それに・・・
すごく助かる。
一人より二人の方が虫を早く捕まえられるし、それに・・・
佐藤 昇太
?
伊東 玲
こうして話ながら虫を探すの、
すごく楽しい。
すごく楽しい。
佐藤 昇太
おっ俺も・・・
伊東 玲
ほんと?
佐藤 昇太
あぁ。えっと、その・・・
なんか、子供の頃に戻ったみたいで楽しいよ。
なんか、子供の頃に戻ったみたいで楽しいよ。
伊東 玲
よかった。楽しくなかったら
どうしようって思ってた。
どうしようって思ってた。
伊東 玲
あっ!いた!
佐藤 昇太
へ?
伊東 玲
大きいバッタ!昇太のスボンにくっついてる。
今ならゲットできるよ!頑張って!
今ならゲットできるよ!頑張って!
佐藤 昇太
ここか!
よし!捕まえた!
虫籠は?
よし!捕まえた!
虫籠は?
伊東 玲
ここに入れて
佐藤 昇太
ん?スーパーの袋に入れて持ち帰るのか?
伊東 玲
そうだよ。
食材だから、いつもこれに入れて
持ち帰ってるんだ♪
食材だから、いつもこれに入れて
持ち帰ってるんだ♪
伊東 玲
もっと捕りたいけど、
もう日が暮れちゃうし、家に帰って調理しないと!
行こう、昇太。
もう日が暮れちゃうし、家に帰って調理しないと!
行こう、昇太。
佐藤 昇太
あ、あぁ。
ナレーション
空き地から徒歩で10分のところにある玲の自宅
佐藤 昇太
調理の為とはいえ、
家の中に入っていいのか?
家の中に入っていいのか?
伊東 玲
うん。お父さんは夜まで帰ってこないし、遠慮しなくていいよ。
佐藤 昇太
それじゃあ、お邪魔しまーす。
伊東 玲
私はキッチンで調理するから、
その間、昇太はリビングで適当にくつろいでて。
その間、昇太はリビングで適当にくつろいでて。
佐藤 昇太
手伝わなくていいのか?
伊東 玲
油で揚げるだけだから、平気。
佐藤 昇太
そっか。
なら、お言葉に甘えてそうさせてもらうよ。
なら、お言葉に甘えてそうさせてもらうよ。
佐藤 昇太
(それにしても部屋がめちゃくちゃ綺麗だな・・・、モデルハウスみたいに余計な物が置かれてない)
佐藤 昇太
(しかし、居間にテレビがないなんて、玲の親父さんは厳格な人なのかもしれない・・・)
佐藤 昇太
(そろそろ、完成してもいいころだ。イスに座って待っていよう・・・)
伊東 玲
おまたせ!
佐藤 昇太
おぉ。
皿の上にバッタが一匹・・・
って、姿形がそのままなんだけど・・・。
皿の上にバッタが一匹・・・
って、姿形がそのままなんだけど・・・。
伊東 玲
油で揚げて、軽く塩をふっただけだから、当然です。
佐藤 昇太
これを、食えと?
伊東 玲
うん。
私はもう食べて撮影したから、
次は昇太の番。
私はもう食べて撮影したから、
次は昇太の番。
伊東 玲
ねぇ、顔は写さないから、
食べてるとこ撮ってもいい?
食べてるとこ撮ってもいい?
佐藤 昇太
いいけど、ちょっと、
心の準備をさせてくれ。
心の準備をさせてくれ。
伊東 玲
りょーかい。
カメラは回しっぱなしにしてあるから、いつでもどうぞ。
カメラは回しっぱなしにしてあるから、いつでもどうぞ。
佐藤 昇太
すぅー。
はぁー。
はぁー。
伊東 玲
・・・
佐藤 昇太
すぅー。
はぁー。
よし、箸でつかんだ。
はぁー。
よし、箸でつかんだ。
伊東 玲
(苦手なピーマンを食べる子供みたい)
佐藤 昇太
これを口の中に、入れ・・・、
っ、ダメだ。やっぱ無理!
っ、ダメだ。やっぱ無理!
伊東 玲
昇太。目を閉じて。
佐藤 昇太
へ?
伊東 玲
いいから。
佐藤 昇太
(めっちゃ、ドキドキするんだけど)
・・・分かった。
・・・分かった。
伊東 玲
えいっ!
佐藤 昇太
っ、、、○△□×!
伊東 玲
どう?美味しいでしょ?
佐藤 昇太
っ・・・
いきなり、口の中に放り込むなんて。って、あれ?
いきなり、口の中に放り込むなんて。って、あれ?
佐藤 昇太
そんなに不味くない。
なんというか、海老っぽい味がする。
なんというか、海老っぽい味がする。
伊東 玲
でしょでしょ!
佐藤 昇太
でも、海老の方がうまい。
伊東 玲
そう?私はあんまり変わらないと思うけどなぁ。
伊東 玲
海老は値段が高いから、エビグラタンとか、エビピラフとか、
タダで手に入るバッタで代用するのおすすめだよ。
タダで手に入るバッタで代用するのおすすめだよ。
佐藤 昇太
・・・作ったことあるのか?
伊東 玲
もちろん!作るためには、
たくさんバッタを捕らないとだけど・・・。
いつか、昇太にも食べさせてあげるね。
たくさんバッタを捕らないとだけど・・・。
いつか、昇太にも食べさせてあげるね。
佐藤 昇太
それは勘弁してくれ〰️。