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まーりんは、出会った時から 苦手なタイプだった。
高校に入学して 女子バレー部の体験に行った時、 新入生みんなで自己紹介をしていて
まーりん
高校生活やっていけるか 不安になった。
新入生一同
みんな笑顔が引きつっていた。
紗良
紗良
紗良は頭を抱えた。
＊
＊
体験入部の帰り道。
まーりん
紗良
紗良
まーりん
駅のホームで ばったり会ってしまった。
紗良
正博と一緒に帰ろうと 思ってたんだけど…
まーりん
紗良
どうしよう。
正博からLINEの返事来ないから 駅のホームまで来ちゃったし
先帰ってもいいかな…？
正博
その時正博が走ってきた。
正博
正博
紗良
正博
正博がまーりんを見て立ち止まった。
まーりん
正博
ぺこり。
紗良
正博
まーりん
紗良
正博
まーりん
正博
まーりん
正博
まーりん
正博
電車が来た。
正博
まーりん
正博
まーりん
紗良
紗良は完全に蚊帳の外だった。
2人はクラスも部活も一緒なんだ…。
正博
正博
紗良
正博
紗良
紗良
まーりん
まーりん
紗良
何となくモヤモヤしたが
まーりんに対する苦手意識も 拭えなかったが
悪い子ではないんだろうな、 と思った。
まさかまーりんが原因で 正博と別れることになるなんて、 この時は思わなかった。
