人気のない路地裏に連れていかれる
dropしそうなんだろう、焦点が合わない
もぶ
-hotoke-
従いたくないのに本能が従う
結局の所、どれだけ抗っても僕はただのSubでしかない
もぶ
もぶ
何か喋ってる
聞く気も起きない
きっと助けに来てくれないから
イムくん
-hotoke-
声が聞こえる
もぶ
イムくん
僕を呼んでる
call
-hotoke-
-hotoke-
力いっぱい叫ぶ
もぶ
もぶ
???
「水色髪の男の子なら、ガタイのいい男とあっちに行ったよ」
道端の人からそう聞いた
大方、どうでも良くなってついて行ったんだろう
初兎
人通りは少ないから、外にはいない
店はもう閉まっているから店の中にもいない
初兎
どこにいるの
初兎
返事して
初兎
届くかも分からないCommandを出す
初兎ちゃん!!!!!
初兎
初兎
もぶ
イムくんに覆いかぶさりながら男がこちらに問う
初兎
初兎
もぶ
もぶ
初兎
初兎
もぶ
バキッ
頬に1発食らう
お巡りさん
もぶ
走って去る男
それを追いかける警官
あの慌てようから察するに、前科があるのだろう
-hotoke-
-hotoke-
初兎
-hotoke-
初兎
初兎
笑顔で手を差し出す
それを掴んでくれる
-hotoke-
何があっても離れないように、キツく手を繋いで、家に帰った
初兎ちゃんの家に入った後
殴られた所を手当てして、一緒にお風呂に入って、一緒に布団に潜った
-hotoke-
初兎
-hotoke-
犯されに行ったこと
初兎
初兎
紫色の瞳が僕を貫く
初兎
初兎
また涙が溢れる
-hotoke-
-hotoke-
初兎
-hotoke-
初兎
初兎
深い深いキスをする
いつの間にか涙も止まって、2人で寝落ちる
どこにもいかないように、離れないように、取られないように
不安なんて消えないけど
今この瞬間は世界で1番幸せだった
主
主
主
主
コメント
3件
最高です。ご馳走様です。 質問コーナー是非やりましょう。 待ってます。