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紫苑
第3話！
紫苑
すたーと！
紫苑
さて、姿も変えたし
紫苑
...時を待つか...
6月12日
紫苑
............
ｺﾂｺﾂｺﾂｺﾂ...
春千夜
お前か？俺を呼んだのは
紫苑
...うん、そうだよ
春千夜
何の用だ
紫苑
ふぅ...簡潔に言う
紫苑
私を梵天に入れて
春千夜
は？！
春千夜
お前...何言ってるかわかってんのか？
紫苑
うん
春千夜
...ﾁｯ...お前の態度はなぜか腹立つな
紫苑
あなたの事情なんか知らない、
春千夜
あぁ"？
紫苑
で、どうなの？
春千夜
...断る...と言いたいところだが
春千夜
これは俺が決めれることじゃない...
春千夜
首領に会ってもらう
紫苑
.........
春千夜
...それが嫌なら今すぐ回れ右して帰ることだな
春千夜
まぁ、帰ろうとしたら殺すが
紫苑
そんなの会う一択しかないでしょ
春千夜
...じゃあ着いてこい
春千夜
だが、首領に少しでも不振な行動、無礼を働いた場合
春千夜
殺すぞ
紫苑
うん
春千夜
...はぁ...なんでこんなガキが
紫苑
...(うっせぇなこいつ)
春千夜
ここが梵天のアジトだ
紫苑
...ふぅん
春千夜
お前はここで待ってろ
紫苑
は？
春千夜
敵か味方かわからないやつをアジトに入れるわけねぇだろ
紫苑
...(まぁそれが普通だよな)
春千夜
首領に電話をかける、それで気にいられるんだな
春千夜
.........もしもし、首領
万次郎
『...三途か、どうした』
春千夜
梵天に入れてくれと喚くガキがいるもんで
万次郎
『...変われ』
春千夜
はい
春千夜
ほらよっ
紫苑
......
万次郎
『...おい、なにか喋れよ』
紫苑
特に喋ることがないもので
春千夜
お前ｯ！首領に向かって何をｯ
万次郎
『三途』
春千夜
ｯ...はい
紫苑
............
万次郎
『...今梵天は人を受け入れていない』
万次郎
『ましてや子供を入れるような暇は無い』
万次郎
『帰れ』
紫苑
...それは私に死ねと言ってるの？
万次郎
『............』
紫苑
私を入れて損は無いと思うけどね〜？
万次郎
『何...？』
紫苑
確かに私は子供だけど
紫苑
実力は本物だよ？
紫苑
まぁ信じれないなら誰かと戦わせればいいけど
万次郎
『...わかった、じゃあ訓練係に...』
紫苑
私は幹部になりたいんです
春千夜
は？
万次郎
『...お前、本気か？』
紫苑
マジのマジ、
万次郎
...幹部に入るなら幹部のヤツらを倒さなければいけない
紫苑
わかってますよ〜
紫苑
調べたんで
春千夜
調べた...？この圧倒的セキュリティを兼ね備えた梵天の情報を...？
万次郎
『...三途』
春千夜
はい！
万次郎
『そいつを俺のところまで連れてこい』
万次郎
『ついでに幹部の奴らも』
紫苑
ｯ...(...幹部...)
春千夜
本気ですか首領？！
万次郎
『お前は俺に口答えするのか？』
春千夜
ｯ...申し訳ございません
春千夜
では、失礼します
紫苑
.........ねぇ
春千夜
ﾁｬｷ）紫苑の頭に銃口を向ける
紫苑
...それは首領の意思に反しているんじゃないの？
春千夜
不慮の事故だったと言えばいい
紫苑
...じゃあ鬼ごっこね
紫苑
負けた方は...
紫苑
死だよ
春千夜
上等だｯ
春千夜
ﾊﾞﾝｯ
紫苑
ｼｭｯ(避ける)
春千夜
はｯ？！
紫苑
じゃあね
紫苑
ﾀﾞｯ(走る)
春千夜
待てｯ
紫苑
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
紫苑
首領室は...
ﾊﾞﾝｯ
紫苑
こんにちは
万次郎
...来たか
万次郎
三途は？
紫苑
遅かったから置いてきちゃいました
万次郎
.........
万次郎
おいお前ら
鶴蝶
なんだ
九井
なにか？
万次郎
そこの女を捕らえろ
鶴蝶
ﾊﾞｯ
九井
ﾊﾞｯ
紫苑
わ〜(笑)
万次郎
...無抵抗か
紫苑
ここで反抗したら信用を得られないでしょ？
紫苑
(本当は気持ち悪いから今すぐその手を切りたいんだけどね)
春千夜
首領！！
万次郎
三途、なぜ遅れた？
春千夜
それはｯ...
紫苑
...
春千夜
...申し訳ありません
万次郎
...まぁいい、今はこいつの相手を決めるとこだ
紫苑
(ん？そんな話してたっけ)
万次郎
お前らは誰がいいと思う？
鶴蝶
そうですね...灰谷辺りでいいんじゃないでしょうか
紫苑
ｯ...！！
紫苑
(灰谷...ｯ"！)
九井
灰谷ではレベルが合わなくないか？
蘭
えぇ〜、それ俺らが弱すぎって言ってる〜？
竜胆
ココちゃんひどーい笑
紫苑
(こいつが...ｯこいつらがｯ...！！)
紫苑
(今すぐ...ぶっ殺してやりたいｯ...！！)
万次郎
文句言ってないでさっさと戦え
蘭
はーい♡
竜胆
ちなみにどこで？
九井
地下闘技場でいんじゃね？
鶴蝶
あそこは広いしな
紫苑
...ちょっとしつもーん
万次郎
...なんだ？
紫苑
それってどうやって決着つけるの？
万次郎
どちらかが戦闘不能、または降参すれば終わりだ
紫苑
ほぇ〜
蘭
え、めっちゃ可愛い子じゃーん♡
竜胆
間違えて殺しちゃわないか心配w
蘭
それな〜♡
紫苑
あはは...お手柔らかに
紫苑
(さて...どうしようか)
春千夜
さっさと移動しろ
蘭
はいはい
紫苑
てか私どうやって移動すればいいの？
万次郎
...鶴蝶、連れて行け
鶴蝶
あぁ、
紫苑
うぉっ
紫苑
...姫様抱っこ？
鶴蝶
これ以外運び方知らないからな
紫苑
ほぇー
鶴蝶
行くぞ
紫苑
はーい
紫苑
わぁ〜広
万次郎
ここで戦え
紫苑
銃は？
万次郎
使って良し
紫苑
おけおけ
蘭
間違えて殺さないよーにしないとね♡
紫苑
(気色悪ぃ)
紫苑
じゃ、コールお願いしまーす
九井
あぁ、
九井
...始め
蘭
ﾊﾞﾝｯ
紫苑
ｼｭｯ(避ける)
蘭
竜胆
竜胆
はいよっ
竜胆
ｶﾞｼｯ(掴む)
紫苑
触んなｯ
竜胆
ｯ？！
紫苑
ｶﾞｼｯ(掴む)
紫苑
ｸﾙｯ
紫苑
おーいしょ
竜胆
ちょｯ
紫苑
えいっ(投げる)
竜胆
うｯ
竜胆
ﾊﾞﾀｯ
竜胆
痛ったｯ...
蘭
お前ｯ
紫苑
ﾊﾞﾝｯ(撃つ)
竜胆
ｱｶﾞｯ？！(足を打たれる)
蘭
竜胆ｯ！！！
万次郎
なｯ
紫苑
これで弟の方は戦闘不能っと...
紫苑
あとは
蘭
お前ｯ...！！
紫苑
ﾋｭｯ(蘭の後ろの回る)
蘭
ｶﾞﾝｯ(肘を入れる)
紫苑
ﾊﾞｯ(手で防ぐ)
紫苑
ｶﾞｯ(膝裏を蹴って体制を崩す)
蘭
あっﾌﾗｯ
紫苑
ﾋｭｯ(かかと落とし)
蘭
ｶｯ"？！(頭に当たる)
蘭
ﾊﾞﾀｯ
竜胆
兄ちゃｯ
紫苑
ｶﾞｯ(蹴る)
竜胆
ｱｯ...
竜胆
ﾊﾞﾀｯ
紫苑
ふー...
紫苑
これでいいですか？
九井
あ...あぁ、
九井
おい！早く灰谷たちを医務室へ送れ！
鶴蝶
あ...あぁ！
万次郎
...お前は本当にここに入りたいのか？
紫苑
だからそう言ってるじゃないっすか〜笑
万次郎
...わかった、じゃあお前の名前を教えろ
紫苑
...天沢湊です
万次郎
わかった...湊、これからお前は梵天のNO.3だ
紫苑
...はい！
万次郎
三途
春千夜
はい
万次郎
湊を部屋へ案内しろ
春千夜
分かりました
春千夜
おい
紫苑
はい？
春千夜
着いてこい
紫苑
はーい！
春千夜
...なぁ
紫苑
ん？
春千夜
ﾀﾞﾝｯ(壁に押し付ける)
紫苑
？
春千夜
お前は何者なんだよ
紫苑
ただの一般人だよ？
春千夜
...お前、あの日俺の部屋にいた奴だろ
紫苑
ｯ...
紫苑
なんのことですか？
春千夜
嘘つくなよ
春千夜
その目元のほくろ
紫苑
っ！
春千夜
やっぱお前だろ
紫苑
ｯ...
紫苑
なーんでばれるかなー？
紫苑
(笑)
春千夜
やっぱお前か...
春千夜
なぜこんなところに入った？
紫苑
こんなところ？
春千夜
ここは犯罪組織だ
春千夜
お前のような子供が入るところじゃない
紫苑
...私の事情も知らないのに勝手なこと言わないでください
春千夜
あ？
紫苑
黙れっつってんだよ
春千夜
ｯ...
紫苑
はぁ〜
紫苑
とりあえず離して？
春千夜
...すまん
紫苑
...部屋はどこ？
春千夜
...こっちだ
紫苑
...
春千夜
ここがお前の部屋だ
紫苑
へ〜
春千夜
...なぁ
紫苑
ん？
春千夜
勘違いしないで欲しい
紫苑
なにを？
春千夜
俺はお前がここにいても生きていけるのか心配なんだ
紫苑
...そうなんだ
紫苑
君はツンデレだなぁ〜笑
春千夜
はｯ？！
紫苑
...心配してくれてありがとう！
紫苑
じゃーね
春千夜
...あぁ
ｶﾞﾁｬ
紫苑
...ははっ
紫苑
あはははははははははｯ！！！！
紫苑
私のことを心配するって？
紫苑
何もわかんないくせに？
紫苑
あはははは！
紫苑
あは...は...
紫苑
...はぁー...
紫苑
...おかしいよ、みんなみんな...
紫苑
なんで心配なんかするのかなー
紫苑
感情なんか無くせばいいのに
紫苑
馬鹿だなー
紫苑
...三途春千夜...
紫苑
あれは使えるね...
紫苑
あはっ♡
紫苑
ははは
紫苑
おわり！
紫苑
どうだったかなー？
紫苑
じゃ、またね！
紫苑
adios☆
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