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| び し ょ 濡 れ た 過 去 。
僕の過去は残酷だった。
MOB
母さんは毎日仕事。
MOB
父はギャンブルに手を染めた
青
僕は毎日襖の間から眺めていた。
MOB
MOB
父は母に暴力を振るっていた。
それが怖くて、僕は籠っていた
青
あの日。
父さんが急に居なくなった日。
青
好きでもない人を探し回った日。
MOB
青
父さんはいつもの倍優しく見えた
MOB
なんだそれ。
意味わかんねぇよ
青
父さんは海岸から海へと、
眼鏡を残して逝ってしまった
母さんは父が居なくなった日から狂った
MOB
この言葉を
何度も何度も何度も何度も…
復唱していた
青
MOB
MOB
怖かった。
辛かった。
逃げ出したかった。
青
だから僕は決めた
夜逃げする事に
僕は足音1つ立てず部屋から出た
青
MOB
青
ごめんなさい。
ごめんなさい。
こんな僕でごめんなさい
青
青
僕は苦しい
「 行ってきます 」
と言って、この家を出た。
青
僕は1人で街中を歩いていた。
桃
僕は補導されるってわかってた。
だから黙ったまんま、目を合わせていた。
桃
青
僕は震えた声で彼を怖がった。
だってもう僕は大学生だよ?
桃
青
僕は強引に手を引かれた。
桃
黙ってた口は突然開いた
桃
青
僕は隠した。
桃
桃
彼は僕の手を引いて早歩きになった。
青
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
桃
僕は道の人が誰もいないところで
父さんの写真を渡された。
青
僕はこの写真を破って燃やしたかった。
桃
青
僕は疑問だった。
会ったこともなくて、見覚えのない男に
父さんの写真を渡されて。
桃
青
。
桃
桃
青
僕は彼に分からぬ怒りを抱いた。
桃
桃
青
桃
ここは何処か知らないし。
まず誰かも分からない。
でも。家から離れた事は嬉しかった。
青
青
狭い敷地。
分厚い掛け布団をひいた。
青
僕は自然に深い眠りについた。
青
僕は目覚めたあと、
よくわかんないところに来た。
桃
青
| 与 え ら れ た 選 択 肢 。