普通の家 普通の家族
でも、一つだけ 違うとすれば 私が普通では無い事
私は物心付く前から 異能力が使えた 其れでも、両親は
光(幼少期)
パパ、ママ
今日ね小鳥さんとお話ししたんだよ!
今日ね小鳥さんとお話ししたんだよ!
光母
あらそう
光父
どんな事を話したんだい?
両親は愛してくれた 其れでも 両親からは口をすっぱく 言われたのが
光父
良いか、光
この事は
パパとママ
光以外には秘密だ
この事は
パパとママ
光以外には秘密だ
光母
良い?
絶対よ
絶対よ
光(幼少期)
はーい!
初めのうちは分からなかった どうして秘密にするのか
でも、小学校を 上がって 直ぐに、理解した
女子1
ーーーー
光(幼少期)
ーーーー
男子1
なぁー、光
お前って動物と話せるのか?
お前って動物と話せるのか?
光(幼少期)
え?
女子1
え?
何言ってんの?
何言ってんの?
男子1
だって、よく
学校で飼ってる
インコと喋ってるじゃん
後、花とか
学校で飼ってる
インコと喋ってるじゃん
後、花とか
光(幼少期)
普通に
おはようとか
ご飯美味しいって
言ってるだけだよ?
花は、声掛ければ
大きくなるって、お母さんが
言ってたから
おはようとか
ご飯美味しいって
言ってるだけだよ?
花は、声掛ければ
大きくなるって、お母さんが
言ってたから
女子1
それぐらい私でも
言うよ!
言うよ!
男子1
えーでも
鳥鳴いたら
返事してんじゃん
鳥鳴いたら
返事してんじゃん
女子1
何訳のわからない事
言ってんの?
言ってんの?
女子1
鳥の言葉なんて
分かる訳ないじゃん
分かる訳ないじゃん
女子1
なんとなく返してるだけだよね?
光(幼少期)
そ、そうだよー
何となく
こう言ってるのかなー?って
思ってるだけだよ
何となく
こう言ってるのかなー?って
思ってるだけだよ
男子1
それもそっか
この時初めて理解した 私は
周りとは 違うんだって
光(幼少期)
…ただいま
光母
あら、おかえり
光母
どうしたの?
元気ないわね?
元気ないわね?
光(幼少期)
お母さん…
私は、普通じゃ無いのかな
私は、普通じゃ無いのかな
光母
え?
光(幼少期)
鳥の言葉が分かる
花の言葉が分かるなんて
普通じゃ無いよね…
花の言葉が分かるなんて
普通じゃ無いよね…
光母
…良い?光
光母
鳥の言葉が分かるのも
花の言葉が分かるのも
全部、光の才能なの!
花の言葉が分かるのも
全部、光の才能なの!
光母
周りには無い物を
光は持ってるのよ!!
光は持ってるのよ!!
光父
お父さんとお母さんも
光の才能は持ってないけど
光は其れを持ってる
光の才能は持ってないけど
光は其れを持ってる
光父
其れは、きっと幸せな事だ!
光きっと
神様に愛されてるんだよ
光きっと
神様に愛されてるんだよ
光(幼少期)
神様?
光母
神様が私達に
天使の子を授けてくれたのね
天使の子を授けてくれたのね
光(幼少期)
天使?
光父
光は
俺達の自慢の娘だ!!
俺達の自慢の娘だ!!
光(幼少期)
!うん!!
普通じゃ無くても 普通に愛された
光
其れから、中学
高校でなんて事ない
高校でなんて事ない
光
学校生活を過ごした
光
勉強も
光
運動も
光
部活
光
友達も
光
ただただ、幸せに暮らしてた
光
でも、あの日
全てが変わった
全てが変わった
あの時 全てが変わった







