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今は3時間目、数学の時間。
とは言っても普通学級と同じように授業をするわけではなく、
虹桃学園の支援学級では、20分に1回ほど体調のチェックが行われる。
そしてさっき、一時間に2回あるチェックが終わったばかり。
__なのに。
y.a_
僕の隣の席の"yaくん"の体調が悪そうなのだ_。
ちなみにyaくんが支援学級に居る理由は、
"自閉症"だから。
中等度らしく、精神年齢は、高校生の僕らとはだいぶ離れた、"9歳"。
自閉症の中等度とは、
訓練により自立可能になるらしい。
yaくんは、支えがあれば立っていられ、支えなしだと少しの間立っていられる、という状態だそうだ。
__そのyaくんが、今。
どちらかといえば、体調を崩しやすい方だとは思っていたけれど...。
y.a_
yaくんは、人に言葉を伝えるのが苦手らしく、
体調チェックの時も「体調が悪い」と言ったことはほぼない。
ちなみに席は、 前 no ya ur tt 後 です
n.o_
y.a_
n.o_
n.o_
yaくんは、これでもかと言うほど目を見開いた。
n.o_
y.a_
y.a_
なにか、話そうとしてくれてる...ッ、?
ちなみに今、先生は黒板に向かって文字を書いているため、こちらの様子は見えていない。
y.a_
n.o_
y.a_
他にも何かありそうな気が...ッ
n.o_
y.a_
y.a_
y.a_
目眩っていうことかな、ッ?
n.o_
y.a_
y.a_
n.o_
y.a_
その時見たゆあんくんの瞳は、少し潤んでいるように見えた__。
n.o_
y.a_
僕は席を立って、板書に一区切りをつけそうな"jp"先生に声をかけた。
n.o_
僕が先生を呼ぶと、jp先生はすぐに振り向いて、僕の身長に合わせてしゃがんでくれた。
j.p_
n.o_
j.p_
jp先生はすぐさまyaくんに駆け寄り、そして話しかける。
j.p_
jp先生は、親しみやすいような優しい声で、でもyaくんが聞き取りやすいように、ゆっくりとそう言った。
y.a_
yaくんは__いや、自閉症持ちの子は、オウム返しをよくする。
y.a_
y.a_
j.p_
y.a_
j.p_
そう言って、jpさんは僕に向き直る。
j.p_
j.p_
n.o_
j.p_
n.o_
j.p_
j.p_
n.o_
j.p_
n.o_
j.p_
n.o_
y.a_
n.o_
y.a_
y.a_
n.o_
軽い、ッ
n.o_
y.a_
n.o_
y.a_
y.a_
n.o_
y.a_
こんなやり取りを、jp先生とyaくんはほぼ毎日している。
触った感じ、熱ありそうだなぁ...ッ
でもyaくん家、両親が忙しいから...ッッ
n.o_
y.a_
yaくんは、さっきより状態が悪化したのか、
少し泣いてしまっている。
n.o_
あいにく、先生は用事でおらず、といったところだ。
y.a_
僕は、yaくんの身体の重心を自分に預けながら、彼の脇に体温計を挟んだ。
少しして、体温計から「ぴーッ、ぴーッ」という電子音が聞こえてきた。
38.3度!?!?
n.o_
y.a_
y.a_
少しすると、静かな保健室内にyaくんの寝息が響き渡った。
y.a_
n.o_
n.o_
保健室と支援学級、近くてよかったな__ッ
がらッッッ!!
n.o_
j.p_
j.p_
n.o_
t.t_
u.r_
j.p_
j.p_
t.t_
u.r_
がらがら、、ッ
jp先生はyaくんを起こさないように、
静かに戸を開けた。
j.p_
n.o_
n.o_
n.o_
n.o_
n.o_
n.o_
どう思われたかなんて、どうだっていい。
ただ、今の僕は__
yaくんを救いたいんだ__。