トワイライト
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苑羅sid
俺の親は、個性婚だった
ヒーロー同士の婚約
個性婚で仲がいい人を俺は人生でみたことがない そりゃ無理やり結婚させられる事例が多いからな
それでも、両親はとても仲が良かった
普通ならその「愛」はずっと続くはずだった
俺の個性が出るまでは
俺が生まれた日、両親はとても喜んでいた
そりゃそうだ。待ちに待った我が子だものな
しかし、問題は俺の個性が出たときだった
その日、俺は車に引かれそうになった母に
相対苑羅
そう、叫んでいた
相対苑羅
俺の個性のお陰で母は助かったが、俺の体に激痛が走った
もともと引かれる運命だった母の運命を自分の運命を『対価』にして助けたからだ
幸い、すぐに病院に搬送されて助かった
その後に医者によって個性の診断を受けた
医者
医者
相対裁柄(そうたい さいか)
医者
医者
相対真晩(そうたい しんば)
相対真晩(そうたい しんば)
相対苑羅
相対裁柄(そうたい さいか)
その時、両親はとても嬉しそうにしていたのをおぼえている
それをみた俺も少し嬉しかった
当時の俺はヒーローに憧れていたからな
かっこいいヒーローになれると思ったのだろう
しかし、現実は違った
相対裁柄(そうたい さいか)
相対真晩(そうたい しんば)
俺の個性が分かった次の日から、両親は厳しくなった
いや、厳しいなんてものじゃない。あれは虐待だ
朝飯はおにぎり一つ食えたらいい方、夜は睡眠時間を削って勉強
その生活がずっと続いた
学校もまともに通わせてもらえず、勉強はすべて両親から
常に『完璧』を求められた
苦しいなんてもんじゃない。地獄だった
その生活が辛くなり、俺は逃げた
逃げた先のヒーローに助けを求めた
俺の中のヒーローはかっこいいまんまだったから
でも、帰ってきた答えは俺を絶望させた
ヒーロー
ヒーロー
ヒーロー
相対苑羅
ヒーロー
ヒーロー
相対苑羅
この言葉で、俺は完全に悟った
両親にとって俺は、強い個性を持つ"道具"で、 このヒーロー達にとっては、自分にとって利益のでない存在なんだと
相対真晩(そうたい しんば)
相対裁柄(そうたい さいか)
相対真晩(そうたい しんば)
ヒーロー
相対苑羅
相対真晩(そうたい しんば)
相対苑羅
その時、俺は個性ではなく持っていた小刀で両親の首をはねた
俺の個性を見てばかりだった両親には、個性を使う価値もなかった
両親に教えられた体術で殺した
血飛沫が舞う中、ヒーロー達は揃いも揃って逃げ出そうとする
ヒーロー
ザシュ
ヒーロー
ザシュ
ヒーロー
相対苑羅
ザシュ
その後、今の仲間に出会えて仲良くヴィランやらしてもらってる
俺はあまり個性を使わないが、体術はおそらく一番上手いんじゃないかと思っている
アイツらは、俺の"個性"でもなく"利用価値"でみるわけでもなく
俺を"俺"として見てくれた
だから、俺はその恩をしっかり返したいと思う
これが俺の正義、オリジンだ
それを邪魔する奴は、、
相対苑羅
端から見たらそれは悪なんだろう
それでも俺は仲間を守る
たとえ命が果てようとも
コメント
7件
意味とか苑羅の気持ちとか伝わればいいな